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マリー・アントワネット関連映画まとめ観賞

池田理代子の名作漫画「ベルサイユのバラ」をリアルタイムで読んでいた世代です。アントワネット関連の映画を観ようと検索したら、結構あれこれあるのでせっかくだから全部まとめて観ることにしました。観た順に以下の通り。

A 「マリー・アントワネット」2006年 アメリカ
B 「王妃マリー・アントワネット」2006年 カナダ/フランス
C 「マリー・アントワネットの首飾り」2001年 アメリカ
D 「マリー・アントワネット恋する王妃」2006年 アメリカ
E 「マリー・アントワネットに別れを告げて」2012年 フランス/スペイン

マリー・アントワネット
映画「マリー・アントワネット
作品情報



Aはソフィア・コッポラ監督キルステン・ダンスト主演。叙情的な面が相当強く、アントワネットの孤独感がひしひしと伝わってくる作品。そのためいくらか退屈でもあるのが玉に傷。退屈することを最も恐れたというアントワネットの気持ちが、それにより逆に良く理解できるかもしれません。観賞するなら睡魔と闘う覚悟が必要です。

Bはフランス版大河ドラマのような作品で、かなり忠実に史実に沿った筋立て。アントワネットの王妃としての凛々しさや苦難を乗り越える強さのような物が感じられました。Aの後に観たため、孤独に耐えたからこその強さなのかも、という捉え方もできるかと思います。フランス制作の作品が、こういう風にプラスイメージのアントワネット像を描いているのが意外でした。ひょっとするとむやみにギロチンを使ってしまったことへの、罪滅ぼしでしょうか。それにしても、地元なんだからベルサイユでのロケくらいしても良さそうなもんですけど、背景の庭園がCGの合成なのがモロわかりなのは興ざめでした。

Cは題材がスキャンダルなだけに、エンターテイメント性が一番高かったと思います。でもこれもほぼ史実に近い物語、まさに事実は小説より奇なり、といったところ。この作品で描かれている、事件を起こしたジャンヌの動機が「アントワネットから一言でいいから言葉をかけて欲しかった」ってのは、他の作品を観た者ならそれは無理とわかるはず。また首飾りを売り払ったお金で、幼い頃住んでいた城を買い戻す、ってのもあまりに現代的な考え方で、所詮はアメリカ映画だな、というのが一番大きな印象です。

マリー・アントワネットの首飾り
映画「マリー・アントワネットの首飾り
作品情報




Dはアメリカで作られたアントワネットのドキュメンタリー。歴史家と思しき人たちの解説などもあり、歴史の勉強にはなりました。浪費するアントワネットのことを「クレジットカードを持った子どもと同じ」とか「アントワネットの最大のミスは絶対君主制から立憲君主制へ移行するチャンスを逃したこと」など情報として得られた物は多いです。そもそもこれがどういう向きに作られた作品なのか、すご〜く不思議だったんですけど、ひょっとして性教育用の教材か何かでしょうか?そっち系の情報もやたら詳しかったんですよ(笑)

Eはアントワネットを中心にした女性の三角関係の物語。アントワネットに仕える朗読係の女性が主人公のフィクション作品で、ドラマとしてはこれが一番面白かったと思います。バスティーユ襲撃の前後4日間の宮殿内の混乱の様子が丁寧に描かれていて、その視点も他になくとても興味深いものがありました。実際のベルサイユ宮殿内部で撮られていて、家具調度品のリアリティもパーフェクトです。特に分厚い木製ドアの質感といったら、感動的ですらありました。ダイアン・クルーガー演じるアントワネットの描かれ方も、王妃ではなく一人の人間としての面が強く出ていて、5作品のうち一番魅力的だと私は感じました。作品内容がいくらかドロドロした女の人間関係といえばそうですけど、だからこそよりドラマチックになるってもんでしょう。

マリー・アントワネットに別れをつげて
映画「マリー・アントワネットに別れをつげて
作品情報




全部観終わって感じたことは、さすが人類史上最強の女傑マリア・テレジアの娘だけある、なかなか根性すわった女性だったのねアントワネットは、ということ。また容姿だけでなく、人間的にも魅力的な女性でもあったということも。誰もが心引かれずにはいられない王妃、国母としてこれほど素晴らしい女性はいないはずなのに、どこで彼女の運命は狂ってしまったのか。

最後に、ベルバラのキャラの中で、私は最初オスカル様のファンでした。でも髪を下ろしてからの麗しさに、アンドレファンに転んだことを告白して、この項を閉めたいと思います。

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岡田准一主演「SP 野望篇&革命篇」感想

SP 革命篇
(C)2010「SP」プロジェクトチーム
映画「SP 革命篇
作品情報




アクション指導ライセンスを持っているという、岡田准一のアクション目当てにコレを観ました。うん、良かったと思う。アクションにはなかなか力が入っていましたわ。特典映像によると、岡田准一自身がいろいろアイデアを出し、アクションシーンを作り上げていったとのこと。

アクション監督がドニー・イェンともつながりのある大内貴仁という人なので、沢山あるファイトシーンがどれ一つとして同じ物がなく、その点では飽きることなく楽しめました。前からちょっと感じてたんだけど、岡田准一って顔の輪郭がちょっとドニー・イェンに似てると思いません?

ジャンルとしてはサスペンスに分類されるこの物語ですが・・・。すみません、この作品で何故私がサスペンスが苦手なのか、よーくわかりました。人の顔を覚えるのが苦手なんですよ私。黒幕らしき人物を背中から捉えたカメラが、次第に前に回り顔をアップでドド〜ンと写し、さぁどうだ!コイツが黒幕だぞ!みたいな演出されても「誰だっけ?この人?」と思ってるようじゃ、楽しめませんわな。しかも作中出て来る人たち皆揃いも揃って黒っぽいスーツに短髪ヒゲなしメガネなし、ときてる。こんな特徴のない外見じゃ、私には誰が誰だか区別がつかんわ〜っっ!!!

という訳でストリー的にはさっぱり???で終りました。革命篇はこのSPシリーズの完結編ということですが、え?そうなの?あの最後の公安の人たちの近くで起こった爆発はいったい誰の仕業なの?公安の野間口徹を付けねらっていた高橋努はいったい誰の配下なの?とまぁいろいろ疑問は残ったまんまですが、私がどうこう言うことではないでしょう。そういえば高橋努は台詞が全くありませんでしたよね?「せ〜り〜ざ〜わ〜」って聞こえたのはきっと私の空耳だな。


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ゴッドファーザー三作まとめて観賞

ゴッドファーザー
映画「ゴッドファーザー
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得意の(?!)シリーズまとめ視聴です。一日で全部観ました。合計約9時間の超大作です。それだけの長時間でも、全く飽きさせないのは名作の証でしょうね。けど話がいくらか複雑なので、一日で終らせて良かった。一回寝ると始めの方のこと忘れちゃいそうだもの。

マフィアの世界の権力闘争を三代に渡って描いた物語。いわゆる血で血を洗う歴史が綴られています。正直観終わった後は、虚無感とか厭世観に襲われました。人間のすることってなんてバカバカしいんだろう、何百年も何千年も昔から同じことを繰り返してきて、いいかげん学習できないんだろうか、と。

あ、つまりこの作品がそれを学習するための教材ってことなのか。なるほど〜。という訳で未見の方はぜひ、三作まとめて一日で観ることをおススメします。人生のうちのほんの一日を、この映画史に残る名作の鑑賞にあてるのも悪くないと思いますよ。

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「オーシャンズ11、12、13」まとめて観賞しました

オーシャンズ12
映画「オーシャンズ12
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少し前の「12モンキーズのブラッド・ピットのエキセントリックさ」という話題で思い出したのがこの作品。そんなにプラピがエキセントリックだったっけ?と思ったんです。そうです、勘違いです。よーく調べて12間違い(笑)と判明しました。でもって例の如く、いったいシリーズのどこまで観たっけ?の疑問もわき起こってきました。制作年が順に2002年、2004年、2007年とあまり間が空かずに作られています。って、あれ?作品の設定としては二作目は一作目の三年後じゃなかったっけ?随分急いでますな。(笑)

一作目は普通に金庫破りの犯罪物語です。劇場公開時にお金払って観たように記憶してます。ハリウッドスター大集合で、そつなくまとまった作品でした。レディスデーに観るには十分満足できる物です。二作目も観たと思ってたんだけど、全然覚えがない・・・。まさか寝てたんじゃ?と思わせるような、いくらかとっ散らかった内容です。キャサリン・ゼタ・ジョーンズは好きなのに、全く記憶に残ってないのはどういうこと?やっぱり観てなかったのかなぁ。

三作目はまだ二作目よりはまとまってます。というか、シリーズにうまくオチが付いた感じの作品。一作目、二作目の悪役が再度登場して、そして悪役ではあるけど実は善人だったという締め方です。そういう観点からすると、全作通じて人間性の品の良さのような物が感じられ、後味は爽やかです。いわばクズばかり出てくる闇金ウシジマくんの対極になるような作品。でもね彼らオーシャンズがやってることは盗みなんですよ。それが爽やかだなんて、騙されちゃいけません。目の前で奪い取っていくウシジマくんと、こっそり盗んでいくオーシャンズたち、どちらを支持するか、私の答えは言わずもがな。皆さんはどうですか?

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映画「チャーリーズ・エンジェル」シリーズ 感想

チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル
映画「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル
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女性のアクション作品を観たくて2作まとめてレンタルしてみました。一言でいうなら「ハリウッド女優が頑張ってワイヤーアクションをこなしている」感満載の映画です。どちらかと言えばコメディ感の方が強くて、あんまりアクション感はないです。ま、致し方ありませんわな。

二作目のフルスロットルの方には、なんとデミ・ムーアまで出てるんですよ!「ハリウッド女優はどんな美人さんでも、体張らなきゃいけないんだ、大変だね〜」感満載です・・・。えーと褒めてるように聞こえますか?たぶん聞こえないだろうな、いいんですよ全然、イヤミに聞こえても(苦笑)。

女性の本格アクションを観たいならこっち↓の作品がおススメ。監督が「トランスポーター」シリーズでジェイソン・ステイサムに美しく舞わせたコリー・ユンです。そのためアクションシーンには目を見張る物があります。

ジャンルの項にエロティックなんて書かれてますが、特別エロスが漂うシーンはないです。ケイン・コスギも出ていますが、残念ながらお色気シーンなんぞありません。ビーチバレーのシーンは確かに男性目線を意識した物ですが、おかしなカメラアングルもなく、むしろ腹筋ムキムキの健康的な女の子の肢体が眩しいです。

ストーリー性はあまりなく、チャーリーズ・エンジェルに比べたら小粒な作品ですが、アクション好きなら観る価値はあると思います。未見の方は是非ぜひ!

DOA/デッド・オア・アライブ
映画「DOA/デッド・オア・アライブ
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メン・イン・ブラック3作まとめて観賞

2012年にこの作品のPART3が公開された時、娘から「1と2観たから3も観なきゃ。一緒に行こうよ」と言われちょっと焦りました。何故なら1997年公開のPART1は観た覚えがあるけど、2002年公開のPART2は観た覚えがなかったんです。

先日まとめて三作レンタルして、なんとな〜く思い出しました。1は確かに娘と映画館で観たと思います。けど2はレンタルで観て、半分寝てたんじゃなかったかなぁ。後でもう一度観てから返却しようと思いながら、結局その暇がなくてそのまま返しちゃった。たぶんそんないきさつだったような気がします。

1と2の間が5年、2と3の間が10年開いてます。一番感じたのは、ウィル・スミス老けたなぁ、ってこと。ま、そりゃそうだ。一作目の時は20代だったんだもん。PART1の特典映像でテーマ曲のミュージックビデオが観られるのですが、彼のダンスのかっこいいこと!そういえば、当時のヒットナンバーでしたよね。

面白さという意味では、PART1が一番かと思います。PART2には敵味方双方に女性がからんできて新鮮味を出していますが、あんまり面白くないです。(だから途中で寝ちゃったの)PART3はタイムスリップという要素をからめて、いくらか刺激的にはなっていますが、主人公二人の関係性のドラマが主軸なので若干湿っぽい雰囲気。

もしPART4が作られるのであれば、キャラの世代交代をしてこれ以上湿っぽくならないようにして欲しいです。メイキング映像での、特殊メイクやCGに関する情報もとても興味深く観られ、そういう技術を牽引している作品なんだなと改めて感じました。

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映画「十三人の刺客」新旧見比べてみました。

結論から言えば私としては2010年のリメイク版の方が面白かったです。一番のポイントは悪役の稲垣吾郎がとても美しかったこと。将軍の弟である松平斉韶(なりつぐ)の残虐性をより強烈に印象づける脚色がされており、PG12指定にもなっているくらい。でもそれを容認させる程に稲垣吾郎の斉韶が、美しく作られていたのが何より私は気に入りました。

悪役は美しくなければならない、まさにこれを実現実行している稲垣吾郎斉韶は、私の記憶にある美しい悪役の五指に入ると思います。欲を言えば最期まで美しくあって欲しかったんですけどね。笑いながら死んでいくとか。死にたくない、みたいな発言があったのはちょっと残念でした。

映像の美しさとしては旧版の方が良かったと思います。特に新六郎とその恋人のシーンのあたりが素晴らしかった。叔父の新左衛門が実は三味線の達人であるという設定とか、家を出ていく後ろ姿の写し方とか、恋人役の女優さんの可憐さとか。「帰って来られるのは、早ければひと月後、遅ければ次の盆、迎え火焚いて待っていてくれ」という言葉を残して新六郎が去るのは新旧同じなんですが、新版の恋人役が吹石一恵というのがどうにもいただけません。

しかもこの吹石一恵、もう一人の刺客の恋人と二役なんです。いや、二役じゃなくて二股じゃないの?とうがった見方をしちゃった私は心の汚れた大人なのかしら。いずれにしても、迎え火焚いて待ってる女性には見えなかったんですわ。生き残った新六郎(山田孝之)が帰ってみると誰も待っていなかった、な〜んて笑えないオチがつきそうでねぇ・・・。

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ヒゲハゲ満足度について

映画やドラマなどの映像作品において、ヒゲハゲ観察ポイントを★の数で表しました。ヒゲハゲが期待通りの場合の3★★★☆☆を標準とし、期待を上回ると4〜5、下回ると1〜2となります。本来ならヒゲハゲを期待できない作品(アニメを始めとした子ども向け作品、あるいは若者向け青春物語等)において、何かしら麗しいヒゲハゲが見られたなら★がつく場合もあります。

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プロフィール

ケフコタカハシ

Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

どーでもいい日常の記録
「チェックも縞のうち」


闘病記の
「女の終活日記」
もよろしく。

現在の主な観察対象:山田孝之、ジェイソン・ステイサム
初恋の禿:ユル・ブリンナー
初恋の髭:デニス・ウィーバー
初恋の髯禿:ショーン・コネリー
大きくなったらなりたい物:仙人
将来の夢:一人暮らし
今一番行ってみたい場所:グランドキャニオンとラスベガス、香港
将来の希望:山田孝之の美白ヒゲを拝むこと

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