大河ドラマ「真田丸」総括
2016年 12月26日 00:05 (月)
全50話のうち一回だけ休みがあったのに、記事数が既に50あったのでアレレ?と思ったら、2月に信州上田城に行ったことも「真田丸」のカテゴリに入れてありました。
こういうパーソナル記憶というのがあると、ドラマの映像とともに歴史的事実がしっかり頭に刻み込まれ、遥か過去のことでも身近に感じられるということを、今回とても強く感じました。
よく我が街の歴史的英雄のことを、自分の親類のように親しげに語る地元民という話を聞きますが、幼い頃から聞かされていたのなら、それも道理だなと思います。
私の場合そういう人物というと弘法大師と村上水軍くらいの物で、正直それで日本の歴史を身近に感じることなど全くありませんでした。
何せ国のまつりごとに関わったような名所なんて皆無の土地柄です。
私にとっては大化の改新や明治維新よりも、フランス革命やら宗教改革の方がよっぽど興味をひかれる出来事でした。
この真田丸のドラマを観ようと思ったのもエリザベス一世のことをあたっていたら、徳川家康が大坂城を狙い撃ちしたイギリス製の大砲のことに行き当たったからです。
地球を一周廻って自分の国に帰ってくる、私の興味のベクトルのいつものパターンですな。
とっかかりはそういうところでしたが、観始めてみるとこれが毎回面白くて面白くて。
隅々まで手を抜かない、いやむしろこちらが気を抜くと置いていかれてしまいそうな展開に、まさに目が釘付けでした。
まず一番最初に登場の武田勝頼を演じる平岳大の美しさで、つかみはOK。
その後、草刈正雄演じる昌幸パパの愛すべきキャラで物語の4/5まで引っ張られました。
けれども残り1/5にいくらか不安はありました。
何故なら堺雅人も大泉洋も全く私のタイプじゃなかったから。
でもね、堺雅人演じるゲンジローがどんどんカッコ良くなって、六文銭のついた赤い陣羽織を着た真田幸村となりどんどん麗しくなっていくことでテンションはMAXへ。
なんと今確認してみたら、私が一番美しいと思った真田幸村は、奇しくもイギリス製の大砲が大坂城に向けて放たれたその回でありました。
そしてもう一つ拾い物だったのは、この物語オリジナルキャラである作兵衛さん。
初見で一目惚れした彼が最終回まで活躍し、私のモチベーションを高めてくれたのは言うまでもありません。
平岳大の勝頼様といい作兵衛さんといい、そして度々出てくる甲冑の着付けシーンといい、なんで三谷幸喜は私の趣味をここまで知っているのか、空恐ろしくなるくらいでしたよ。
いやマジで。
作兵衛さんの何に一番感動したかというと、若い頃からモロタイプだったら、老けて白髪白鬚になったら、も〜っとタイプになっちゃうということが判明したことです。笑
それはつまりY氏がこの先こういう歴史ドラマに出演すると、あまり時間を経ないでも白髪白鬚の麗しい姿を披露してくれるに違いない、そのことに確信を持てたのが何よりの収穫でした。
大河ドラマ真田丸よありがとう、スタッフの皆さん一年間ご苦労様でした。
大河ドラマ「真田丸」最終回感想 無難
2016年 12月19日 00:05 (月)
物語のオチのつけ方としては、アレコレ頑張ってなんとかうまい具合にまとめたな、というのが正直なところ。
もうちょっと、アッッッと驚くような展開になるのかと期待したんですけど。
詳しいことは皆様のご想像におまかせします、みたいな感触だったのでブナンだなぁと思ったの。
私的には、ゲンジローと秀頼様が甲冑を着せ付けられている様子が見られたのが嬉しかったです。
特に作兵衛さんが大きな体を縮めながら、ゲンジローの周りをウロウロしている姿には胸キュンでした。
そして彼が大切にしていた畑で力尽きるシーンには思わず「ありがと〜!最後の最後まで作兵衛さんの見せ場を作ってくれて」と、三谷幸喜に感謝しちゃいましたわ。
作兵衛さんは三国志における曹操を守って華々しく散った、典韋のような位置づけだったのかと今頃気付いた私。
公式のフォトギャラリーに今回は作兵衛さんの画像が沢山あったのが嬉しい
一番ウルウルしたのは、サンジューローが「ゲンジローさま〜!」と叫ぶシーン。
ナイキおじさまの最期も良かった。
ゲンジローと家康との直接のやりとりは、真田丸の航海の締めくくりに相応しい台詞の応酬だったと思います。
そして上杉景勝の「さらばゲンジロー」も。
大河ドラマ「真田丸」第48回感想
2016年 12月12日 12:11 (月)
ゲンザブローの見事なこわっぱ返しで、湿っぽくなりがちな流れが、少しカラッとしたような気がします。
でも、ほんの少〜し、ごくごくわずかですけどね。
二人だけになったなぁ、な〜んて年寄りの昔話的な徳川&上杉のシーンには、かなりしんみりしました。
何より真田の3人の密会のシーンが一番ウルウルしました。
「寝返ったなら信濃をやる」という徳川からの提案に、考える間もなく無言で首を横に振るゲンジローの姿が切ない。
「今生の別れではない」と兄から言われ、見送るその顔が今にも泣きそうに見えたのは私だけ?
「10年前が一番綺麗だったのに」ときりちゃんは言ってましたが、私は今回のきりちゃんが今までで一番艶っぽかったように思います。
NHKの最後の大盤振る舞い
戦国歴女の二大人気武将揃い踏みの図
大河ドラマ「真田丸」第48回感想
2016年 12月05日 00:05 (月)
家康じーさんのマツゲが白いのは
このシーンと他にもう1シーンだけでした
敵総大将の暗殺という、忍びの者としてはこれ以上ない重要任務だったというのに、佐助さんたら、佐助さんたら・・・・。
これはまさか、任務に向かう前に意を決したお願いを却下されたから、なんて訳じゃないよね。
だとしたらきりちゃんの立場がなくなるでしょ。笑
真田一族久しぶりの対面という、ほのぼのシーンにも何故だか泣かされてばかり。
この後のゲンジローが何を企んでいるのか察したかのような、茂誠さんの苦渋の表情にもぐっときました。
そして信吉、信政、大助の若者たちの諍いにも、胸が痛んで仕方なかった。
なんだか無理やりねじこんで来たような、利休の茶室跡地の畑という設定も、作兵衛さんが沢山映ってくれるなら私的には無問題ですよ。
残すはわずか2回となりました。
大河が終ったら2016年も終るんだよ?わかってる自分?年越し準備しなきゃ〜〜!
大河ドラマ「真田丸」第47回感想
2016年 11月28日 20:08 (月)
大河ドラマ「真田丸」第46回感想
2016年 11月21日 00:05 (月)
しゃべりながら見ていると、思ったより細かい部分まで目と耳が行き届かないもんなんですね。
画像を作るために、公式サイトのあらすじを見てアレ?そうだったの?と思うことが多々ありましたわ。
一人で食い入るように観るのが、この真田丸の正しい視聴方法だなと改めて感じました。
久方ぶりの登場のゲンジローの叔父上ノブタダさん。
徳川から調略を命ぜられますが、即答で断ります。
終わりに近づく程にゲンジローが美しくなっていくような気がするのが、なんだか切ない。
平岳大の武田勝頼、中川大志の豊臣秀頼、それらを凌駕するほどに真田幸村の最期が美しくなるのか、最終回が本当に楽しみです。
大河ドラマ「真田丸」第44回感想
2016年 11月07日 00:05 (月)
相変わらず大坂城に籠ることしか考えてない豊臣の重臣たちにイライラ。
特に井上順演じる有楽斎(ウラ・クサイ)と大蔵卿局がホントどーしよーもなくウザいです。
思わず画面に向かって「秀頼くんを泣かすな〜〜!!!」と叫びたくなりましたよ。
でもちゃんと殿様らしく直接自分でゲンジローに「この城を仕上げよ」と言いに来た彼の姿に、何故だかウルウルしちゃいました。
そのことを知った茶々の表情も良かったです。
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明日からしばらく留守にします。
というワケで真田丸第45回の感想はパスさせてください。
大河ドラマ「真田丸」第43回感想
2016年 10月31日 00:05 (月)
大局を見ることのできない女が、戦や政に口を出すとろくなことはない、そういう悪い見本のようですな。
大坂城に籠ってたって、その先な〜んにも変わらないのに。
徳川家康と片桐且元の会見のシーンの薄暗さが不気味、と思っていたらその後の蔵のシーンがもっと暗くて、いやはや陰鬱さが半端ないです。
敵陣に身内がいればゲンジローの目が曇る
14年待っていたゲンジローに好きにさせたい
持って半年
生きる望みを持っているから強い
死にたいなら徳川につくべきだ
決めた籠城はせぬ、撃って出る
決断を下した秀頼は本当に凛々しくてカッコ良かったのにねぇ・・・。
やっぱりあの母親には逆らえませんか。
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大河ドラマ「真田丸」第42回感想
2016年 10月24日 00:05 (月)
若い頃から私のタイプだったら、そりゃ老けたらもっと素敵になるってもんでしょ
すみません今ウシジマくんのことで頭がいっぱいなので、今日はヒゲハゲ観察だけで勘弁してください。
作兵衛さんとゲンザブローとの一騎討ちにハラハラおろおろウルウル・・・・したのに・・・こんなところでまさか笑いを取ってこようとは。
溢れてきた涙がひっこんじゃったじゃないのさっっっ。
どこまでも読めない三谷幸喜脚本ですな。
初登場の時から気にくわなかった後藤又兵衛、今回もやってくれてます。
寺子屋やってたのに長宗我部家のために仕方なくやってきた盛親さん。
堅物そうな毛利勝永さん。
でもやっぱり一番はこの人、ナイキおじさまよね。
今の境遇から這い上がろうとしてここに集まった
無理やり駆り出された徳川勢とは違う
この戦十分勝てる
ヒゲよりはハゲの人はコチラを→

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大河ドラマ「真田丸」第41回感想
2016年 10月17日 02:21 (月)
太閤殿下の鈴の音に応えるため、大坂城へ入ることを決心したゲンジロー。
宴会を催し、その隙に一族で九度山村を抜け出します。
登場人物が年齢を増しヒゲ率が高くなってきましたが、何と言っても私はコレ↓
真田家を継ぐのが信吉、信政はそれを支える
これまで尽くしてくれた私からの礼です
おこうさんと稲さん、まさかこういう展開になる関係とは。
稲姫がたいそうできた女性だったというのは、史実からもうかがえるらしい。
しゃもじすら持てないほど病弱だったおこうさん、ここまで良く耐えたと思います。
見開いた大きな瞳からこぼれる彼女の涙は、これまでこのドラマで流されてきたどの涙より美しく感じられ、思わずもらい泣きしてしまいました。
こうしてゲンザブローの跡継ぎもサクッと決まり、いよいよ大坂の陣へのカウントダウンです。
徳川を油断しゃしぇるため、年寄りに変装して大坂城に入るゲンジロー。
途中で厠に行ったのは、てっきり老人らしくトイレが近い演技かと思っちゃったわよ。笑
勝手知ったる城だ、な〜んてスタスタ行ったかと思ったら綺麗な髷で戻ってきたのはビックリ。
たったそれだけの変装で油断させたことになるの?というツッコミは野暮ってもんですかね。
うん、やっぱりまだゲンジローでいいわ。
いやむしろ最後までゲンジローという呼び名で通すことに決めました。
幸村がしっくりくる人はコチラを→

信繁がしっくりくる人はコチラを→
