fc2ブログ

08月 « 2023年09月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 10月

映画「妻への家路」感想

2016年 05月18日 00:05 (水)

私のターワン陳道明チェン・ダオミン祭りのカテゴリ作りました。男前は枯れても男前、年を重ねる程に魅力的になるのが本物の男前ってもんでしょ。

妻への家路
映画「妻への家路
作品情報



文化大革命の頃の中国の物語です。
政治犯として捕らえられていた父親(チェン・ダオミン)が家族に会いたさから脱走するも、かなわず再投獄。
文革時代が終わってからようやく釈放されてみれば、妻は夫の顔が思い出せないほど心に深い傷を負っていた。
そんな妻の回復を願い夫は色々と手を尽くす。
ざっっっくりとしたストーリーはこんなところ。

家族の設定年齢がよく分からなかったのですが、夫婦が40歳代〜60歳代くらいまでの時間経過でしょうか。
妻の心の傷は、娘の裏切りが発端となっているのですが、その娘の裏切りは文革時代の社会の歪みから来ているわけです。
そして父が投獄されたのも、その社会の歪みゆえ。

若い娘は社会の歪みに気付かない、いや気付けない。
まっすぐな定規がないと歪みがあるかどうか、計ることもできないから。
歪んだ社会に必死に馴染もうと、バレエのレッスンに励む娘丹丹の、のびやかでまっすぐな肢体が本当に眩しいです。


mantoo.jpg
こぼれ落ちる饅頭の白さもまた眩しい



序盤の脱走した父親が家族に会いに来るくだりは、まるで刑事物のアクションドラマのようでハラハラしました。
けれどもこの物語に結末はありません。
全然ドラマチックなことなどないまま、淡々と幕が下ります。
若い人にはおそらく『へ?オチはないの?これで終わり?』と感じられることでしょう。
でも普通の人の人生なんて、そういうもんだと思うよ。


tegamida.jpg
ターワンの白ヒゲは私のストライクゾーンど真ん中です



内角低めが得意な人はコチラを→/

外角高めが得意な人はコチラを→

ど真ん中しか打てない人は両方ポチッとよろしく!

スポンサーサイト



テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画