山田孝之のカンヌ映画祭 最終話感想

まさかと思ったけど、本当にカンヌ映画祭に出品する作品が出来上がったらしいです。6月16日が楽しみ楽しみ〜!ヒゲ満足度は5点満点の5★★★★★


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<今のところ全国7館だけでの公開です>



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<漫☆画太郎さんによるY氏の肖像画>



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<上の絵の元になったらしいY氏>




今まで故郷鹿児島のことは殆ど口にすることのなかったY氏、いきなり生まれ故郷を再訪し父親と久しぶりの再会を果たす様子をしっかりこのドラマに仕込んでくるとは。
河瀬直美さんの言葉「カメラが回っている時が彼にとってのリアル」というのは、まさにこういうことなんでしょうね。

Y氏は母親との関係は良好で、毎年彼女の誕生日に美人の姉二人と3人で集まるというのはファンには有名な話。
けれども父親のことはあまり情報が出てこないので、どういう状況なんだろうとファンは皆気になっていただろうと思います。
ウシジマくんの生い立ちが母親とは良い関係だったけれど父親とはそうではないというのを知った時、私はすぐにそれが演じているY氏本人に重なると感じました。

小説家を夢見て30年以上に渡り書いた作品を応募していたと告白した父親の話に、そうか自分はまさしくそんな父親の子なんだと納得したと語るY氏。
どこか地に足の付いていないシャポン玉のような良くも悪くもフワフワした印象のあるY氏が、これで自分の居場所を見つけられることを心から願わずにはいられません。



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山田孝之のカンヌ映画祭 第11話感想

ずっとドキュメンタリータッチを貫いてきたこれまでとは違い、かなり作為的な色合いが強かったので、満足度は5点満点の4★★★★


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<日本人には見えないY氏>



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<険悪な雰囲気の漂う二人>



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<母親サチコ人形と芦田愛菜>




「山田さんは何がしたいんですか?」とY氏に詰め寄る芦田愛菜が、演技をしている感アリアリでした。
けどこの言葉、まんまウシジマくんが口にしてたのと同じじゃありませんか。
あら?もう今夜が最終回なんですね。

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山田孝之のカンヌ映画祭 第10話感想

長澤まさみを脱がそうとするY氏と山下監督のヘタれっぷりが笑えたので満足度は5点満点の5★★★★★


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<脱ぐ必要性を感じない、とバッサリの長澤まさみ>



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<説得の言葉に全く心がこもってない二人>



濡れ場シーンのある役に長澤まさみをキャスティングするということは、彼女に脱いでもらわなきゃならないワケですけど「男として長澤さんの裸が見たい訳ではない」とか言って、そんなんで説得できると思ってたんでしょうか。

長澤まさみも長澤まさみで「今の私はそういうのを求められていない」とか言って断ってるし。
いやぁ彼女もなかなかノリが良いじゃありませんか。
Y氏のマジックにかかったフリをしているのが本当にナイス。
じゃあ将来万が一濡れ場シーンをやるとしたら、相手はぜひY氏でお願いしたいです。



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<昔のドラマの画像でも何でもありませんよ>



で、昨日こういう↑情報がリリースされました。
本当に河瀬直美監督の作品に出演するんですね。
しかも高校生役で。
違和感の全くない満32歳Y氏、まさかヴァンパイヤじゃないよね?笑



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あら、もう今夜11話じゃない、一週間が早いわ〜!

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映画「ロブスター」感想

こんなに陰鬱なファンタジー映画は初めてです。ベン・ウィショーのヒゲとレア・セドゥの目の下のクマに☆を進呈したいと思います。満足度5点満点の4★★★★




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“独身者”は身柄を拘束されホテルに送られる
そこで45日以内にパートナーを見つけなければ
自ら選んだ動物に変えられ森に放たれる
そんな時代に独り身になったデヴィッドもホテルに送られ
パートナーを探すことになる
しかしそこには狂気の日常が潜んでいた
しばらくするとデヴィッドは“独身者”が暮らす森へと逃げ出す
そこで彼は恋に落ちるが
それは“独身者”たちのルールに反することだった
以上公式サイトから引用




この作品、本当は劇場まで観に行くはずでした。
いえ、ちゃんと足を運んだんですよ、劇場まで。
けれども上映開始時刻が遅かったので、その前にやっている「マジカル・ガール(感想はコチラ)」を観てしまったのが運の尽き。
心身ともに消耗し尽くしてしまい、本来の目的のこの「ロブスター」の観賞を諦めて帰ってしまったのです。


先にチケットを購入していなかったのが、今となっては良い判断だったと思います。
何故なら「マジカル・ガール」とこの「ロブスター」を、もし続けて観たとしたら、へたすると帰りの電車の中で放心してしまい乗り過ごして、その日のうちに家に帰り着けなくなっていたかもしれないから。
つまり「マジカル・ガール」と甲乙つけがたいくらい強烈だったということです。

とにかく全てがシュール、設定はもちろんのこと、筋立てもキャラも小道具も衣装も。
それでいてやたらリアル、特に血みどろ描写が。
結構血が出るんですよ。
鼻血とか、野うさぎを捕まえてさばいたりとか、◯◯の死骸とか。
その描写がやたらリアルで、ウサギの死体なんて、ひょとして本物?とすら思いましたわ。

ロブスターというのは主人公デヴィッドが、パートナーが見つからなかった場合になりたいと言った動物。
何故彼がロブスターになりたいと思ったかは、作中の彼の言葉を聞いてください。
調べてみるとロブスターって結構長寿なんですね。
作中では犬になりたい人が多くて犬ばかり増えて困る、と言われていました。
へ〜え意外!てっきり猫になりたい人が多いと私は思ってたのに。
私は断然犬より猫になりたいです。
できれば野生の猫科の動物、それも一番大きいヤツでお願いします。
飼い猫は確かに楽だけど、せっかくなのでこの際孤独を極める生き方もいいんじゃないかと。

主人公デヴィッドは一人の女性と恋仲になるのですが、彼女と一緒にギターの生演奏を聴いているうちについ感情が高ぶり、いちゃいちゃチュッチュチュッチュし始めるんです。
その時の曲が「禁じられた遊び」のテーマというのが、もう可笑しいやら呆れるやら。
あの物悲しい曲でそんなに淫靡な気持ちになるなんてねぇ。
我を忘れてイチャつく二人は、まさに「禁じられた遊びをしている子どもたち」のようでした。

そのデヴィッドのお相手の女性なかなか綺麗だと思ったら、ダニエル・クレイグの奥さんレイチェル・ワイズじゃありませんか?!
主演コリン・ファレルの名前に聞き覚えがあるのでチェックしてみたら、新版「トータル・リコール」の主演の彼だったとは。
ようやく40歳になったばかりだというのに、ただの冴えないヒゲのおじさんにしか見えなかったのは見事。
若作りだけが全てじゃないと思うのは、私が老け専だからでしょうか。

ラストがこれまた理解不能な終り方をします。
ああ、まぁ、はっきりとは描かれてはいないのがミソではありますが。
いったいデヴィッドは何がしたかったのか、考えれば考えるほど頭が変になりそうですわ。

美しく明るくカラッとした映像の「マジカル・ガール」とは真逆の、曇天ばかりのじっっっとりとしたこの「ロブスター」どちらに軍配を上げるかと問われたら、私は「ロブスター」です。
理由はひたすら破滅に向かっていく「マジカル・ガール」に比べ、この「ロブスター」の方が、ほんのわずかに希望の光のような物があるような気がするから。
あくまでも"気がする"だけですけどね。

変わった作品が観たい方には是非ぜひオススメです。
「マジカル・ガール」とセットでどうぞ。
ただし観るべき時には細心のご注意を。


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せっかくなのでお口直しに美しいウシジマくんをどうぞ






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映画「愛と誠」2012年 観た

私は嫌いじゃないです。予想以上に面白かったんですよ。何よりキャスティングが見事だと思いました、主演の一人を除いては。ヒゲハゲ満足度5点満点の4★★★★


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過去への復讐を誓い東京へやってきた不良の誠(妻夫木聡)
一方東京で指折りの名家の一人娘である愛(武井咲)
出会うはずのない生まれも育ちも違う二人が出会い
運命の恋がスタートする
しかし彼女に好意を寄せる岩清水(斎藤工)
誠を付け狙う番長やスケバンが混沌とした状況を作り出し・・。
あらすじはYahoo!映画より引用




最近気がついたんですけど、私はイヤなことはさっさと忘れるタイプなので、つまらなかった映画あるいは観なきゃ良かったと思う映画のことは本気で忘れるみたいなんですわ。
この作品の原作マンガをどこかで読んだことがある、ということは覚えていました。
でも実写映画の一番最初の作品、西城秀樹主演の物1974年をひょっとしたらリアルタイムで観たのかもしれない、ということを今じわ〜っと思い出し始めております。
もしそうだとしたら、私が最初に観た子ども向けではない映画がこの1974年の「愛と誠」ということになるんですけど・・・。
確認のためソレを観直してみるべきか否か。
観てみたい気持ちはあるけれど、止めておいた方がいい、という気持ちの方が大きいのは確か。


「人生には思い出さない方がいいこともある」
ってフレーズ何かのキャッチコピーでしたっけ?

「観なきゃ良かった」
と思っていたということを思い出すべき?

「寝た子を起こすな」
という諺が頭の中をグルグルして止まらない〜!




とかなんとか旧作のことはさておき、以下この三池崇監督作の「愛と誠」のことについてです。
ホント面白かったんですよ私には。
何ともシュールな世界観が見事に構築されていたのは驚きでした。
あの物語でミュージカルだなんて、どんだけ振り切ってるんだろうと思いましたよ。
ラストはああいうことだったんですかぁ、めちゃくちゃ悲恋じゃありませんか。
けどね、やっぱり主演がねぇ・・・。
ダメ出しすると疲れる性分なので、これだけ言って終わりにします。
この2012年版の誠を若い頃の西城秀樹にやってもらいたかった、そう痛切に痛切につ〜〜せつに思う。


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カンヌ国際映画祭の招待作品とのことなので、カンヌのカテゴリに入れておきます。

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山田孝之のカンヌ映画祭 第9話感想

あまりの非情さに思わず背中を冷たい物が流れたので満足度は4★★★★☆


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いったいどこを見てるんだ?そうか斜め上かぁ



父親役を村上淳にオファーしていると言いながら、リハーサルの最中に「歌唱力がちょっと・・」という理由でばっさり降板させるなんて・・・、いやマジで見ていて冷え冷え〜っとなりました。
極寒のこの季節の夜中に見るにはかなり厳しいわ、この展開は。

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無邪気そうに笑う二人が余計切ない



母親役を誰かにオファーしてると言ってましたが、誰かはだいたい予想がつきました。
ナレーションだけで終る訳ないですもんね。


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山田孝之のカンヌ映画祭 第八話感想

予告や前フリの割には、本編にあんまり意外性がなかったので満足度は4★★★★☆

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首くくりさんを囲んでの一枚




芦田愛菜演じる主人公らいせの母親の愛人のキャスティングのためのオーディションが行われました。
母親の役を演じる長髪の人、いったい誰かと思ったらまさかの山下監督だったとは!

昨年の8月に収録されたということは、この時期の芦田愛菜は受験勉強真っ只中だったんですよねぇ。
受験勉強に社会勉強、さらに性教育までしてもらっちゃってるのが笑えるわぁ。

それにしても今さらだけどY氏はいったいどこへ行こうとしてるんだろう・・・。


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「華氏911」観た

Y氏のドラマの影響で、ちょっとカンヌ関係の作品を観ていこうと思ってます。まずはコレから。マイケル・ムーア監督のヒゲに★を進呈したいと思います。ヒゲ満足度5点満点の3★★★☆☆


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作品内容は色々と興味深かったです。
一番印象的だったのは、ラストの上院議員の子どもたちの入隊を訴えるパンフレットを、当の上院議員たちに渡す場面。
一人の議員がムーア監督の言葉を聞いて、一瞬固まっていました。

同じ監督の現役大統領をネタにした作品、観てみたいんですけど、いつかはレンタルリリースされるような物なんでしょうかね?
ま、10年くらい経ったら落ち着いて観られるようになってるかもしれないから、気長に待ちますわ。



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山田孝之のカンヌ映画祭 第七話感想

河瀬直美監督の短編映画のタイトルはまさかの「ROAD TO RUIN」ってこと?山下監督のヒゲに★を進呈します。満足度5★★★★★


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河瀬直美監督の短編映画の主演Y氏



前回「私の作品に出てみる?」と河瀬監督に誘われてましたけど、いきなり主演てどういうことよ?
そんな簡単に事が進むワケ?
いやホント読めないドラマですな〜。

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心配そうに成り行きを見守る二人



撮影が終わったのに役に入り込んだまま戻れなくなったY氏は涙が止まりません。
「どうしたんですか?」と尋ねる愛菜ちゃんに「どうしたんだろう、わからない」と返すY氏。
すかさず尋ねる河瀬監督「居場所はある?」
それに対して「ずっと探している、やっぱりないんだな」と答えたY氏。
そんなY氏の河瀬監督の印象は「役者になるために生まれてきたような人」とのこと。
カメラが回っている瞬間こそがY氏にとってのリアル。
うん、その通りだと思う。
演じている時こそが生きている実感を得られる瞬間、そういう人間なんだと思う私も。



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「たかが世界の終わり」観てきました

ヴァンサン・カッセルのヒゲとレア・セドゥの刺青に☆を進呈したいと思います。ヒゲハゲ満足度は満点の5★★★★★



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劇作家として成功していたルイ(ギャスパー・ウリエル)は
家族に自分の死が近いことを伝えるために
12年ぶりに里帰りする
母マルテイーヌ(ナタリー・バイ)は
息子の好物をテーブルに並べ
幼少期に会ったきりの兄の顔が浮かばない
妹シュザンヌ(レア・セドゥ)もソワソワして待っていた
さらに兄アントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)と
その妻カトリーヌ(マリオン・コティヤール)も同席して・・
Yahoo!映画より引用




Y氏のカンヌへの執着から「この世界の片隅で」を観に行った時にこの作品の予告編を見て興味を持ちました。
始まる前に例の黄金のシュロのマークが、ば〜んっっ!とスクリーンに登場したので、おおっっ!と思いましたよ。
それにしても、新宿武蔵野館で上映されている物が、地元のTOHOでも上映されていようとはビックリですわ。
うちの近くのTOHOとは、いくらか客層も違うようで、変わった物が観られるようです。
我が家からは各駅停車のローカル線を乗り継いで1時間ほどかかんるんですけど、同じ1時間かけて新宿まで行くより、よっぽどストレスが少ないのが有り難い。

とかなんとか肝心の映画の方はというと。
物語性を求める人にはおすすめできない作品です。
何しろ全く進まないんですわストーリーが。
さらにどちらかといえば、前に進むのではなく過去を探るような展開だというのに、その過去の謎もな〜んにも解き明かされません。
つまり謎解きの答えを求めたがる人にもおすすめできないってことです。

カメラワークも独特で、ものすご〜く演者たちに近いです。
だからといって退屈なアップばかりではなく、実力派俳優5人の表情のみの演技はとても迫力があります。
劇場で観たメリットとしてはスクリーンの大小ではなく、真っ暗な環境で観たことで画像の陰影の深さが良くわかったこと。
ですから自宅観賞の際には、なるべく部屋を暗くして観ることをおすすめします。
作中8〜9割りくらいはとても狭い室内での撮影で、カメラだけでなく演者と演者の距離もとても近いです。
冒頭のルイが家に入ってくるシーンなんて、まるで日本家屋かと思うくらい玄関が狭くてビックリしましたから。

狭い室内での5人の台詞の応酬がとっっても濃くて、見ていて息が詰まりそうになります。
会話の内容も胃がキリキリするというのか、胸がキリキリ痛むというのか、とにかく聞いていていたたまれなくなるんです。
物語は進まない、過去の謎は明かされない、交わされる会話がやりきれない、の無い無い尽くしのこの作品の中に確かにある物それは「ルイへの愛」です。

ルイは成功している劇作家、つまり芸術家です。
この作品の監督グザヴィエ・ドランが生まれたのは1989年3月、なんと平成生まれなのです!
主人公ルイには少なからずドラン監督本人に関わることが投影されているはず。
劇作家ルイを芸術そのもの、もっと端的にいうと映画を具現化したものだとすれば、映画を愛する人ならば、この物語の登場人物の台詞や態度のどこかに必ず共感するものがあるに違いない、私はそう確信しました。


以下ネタをばらしますので、いつもの美しいウシジマくんにご登場いただきましょう。
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と言ってもバラすほどのネタもありませんが。

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なんと美しい!



ルイにはアントワーヌという兄とシュザンヌという妹がいるんですけど、父親のことはほとんど出てきません。
母親はやたら父親との楽しい思い出を語りたがっていましたが、子どもたちからは殆ど父親に関する言葉は出ませんでした。
唯一ルイの回想シーンらしき物で、チラリとその姿が見えたような気がしましたが、それも本当に一瞬でした。
ひょっとすると3人とも父親が違うんじゃないか、とも思ったんですけど。
それだと兄と妹のルイに対する気持ちの説明がつかなくなるから、やっぱり3人とも同じ父母から生まれたんでしょうね。

母親ははっきりルイが一番父親に似ていると言っていました。
おそらく父親も芸術畑の人だったと私は推測しています。
妹は絵を描くのが好きらしい。
兄は工具を作る仕事をしている、と妻が言っていました。
手先が器用ということでしょうか。
3人とも何かしら芸術方面に進もうという意識があり、その中で一番秀でていたのがルイということですよね。

そんなルイを妄信的に崇めているのが妹で、逆にルイを否定することでしか認められない兄。
ルイに対する二人のコンプレックスは見事に対になっています。
ルイ=芸術あるいは映画、という図式で考えると兄と妹の態度はとても理解できるかと思います。
面白い映画好きな映画を観るとテンションは上がり、面白くない映画嫌いな映画を観てしまうと、逆に下がる。
映画好きなら誰しも経験があるはず。

自分の死が近いことを告げるために帰郷したはずのルイは、結局その目的を果たすことなく終ります。
ラストの家の中を飛び回る小鳥のシーンは、鳥好きにはとっっっても胸の痛むものでした。
そして遂に息絶える小鳥の姿にいたってはもう・・・とても正視できませんでしたわ。
言わんとするところはわかってますよ。
小さな家から飛び出した外の世界は、さらに大きな家のような物で、その中でまた彷徨い壁にぶつかり結局は死を迎えるルイの姿を現しているということ。

この『家』のモチーフがオープニングの歌に始まり、物語本編で描かれ、さらにラストの小鳥の様子で繰り返されるのが、ちょっとくどいかなと感じました。
まぁ鳥好きなので特にラストの瀕死の鳥のシーンは見たくなかった、というのが本音ですけどね。
上映館の少ない作品ですが、機会があれば是非ゼヒおすすめです。


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ヒゲハゲ満足度について

映画やドラマなどの映像作品において、ヒゲハゲ観察ポイントを★の数で表しました。ヒゲハゲが期待通りの場合の3★★★☆☆を標準とし、期待を上回ると4〜5、下回ると1〜2となります。本来ならヒゲハゲを期待できない作品(アニメを始めとした子ども向け作品、あるいは若者向け青春物語等)において、何かしら麗しいヒゲハゲが見られたなら★がつく場合もあります。

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プロフィール

ケフコタカハシ

Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

どーでもいい日常の記録
「チェックも縞のうち」


闘病記の
「女の終活日記」
もよろしく。

現在の主な観察対象:山田孝之、ジェイソン・ステイサム
初恋の禿:ユル・ブリンナー
初恋の髭:デニス・ウィーバー
初恋の髯禿:ショーン・コネリー
大きくなったらなりたい物:仙人
将来の夢:一人暮らし
今一番行ってみたい場所:グランドキャニオンとラスベガス、香港
将来の希望:山田孝之の美白ヒゲを拝むこと

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