初恋の禿 ユル・ブリンナー

「七人の侍」と「荒野の七人」改めて観比べてみました。作品としての出来からすれば、やはり「七人の侍」の方が優れていると思います。つくづく黒澤明の偉大さを感じました。まさにMagnificentな映画監督だったんですね。でも私の好みは「荒野の七人」です。その理由はズバリ、ユル・ブリンナーが素敵だから。

まず、プロポーションがすばらしいです。特に後ろ姿。がっしりした肩から肩胛骨にかけてのゆるやかな曲線がたまりません。ガンベルトのかかった引き締まった腰から、すらりとのびた長い脚の美しいこと!タバコではなく葉巻を吸う姿も本当にきまってます。マッチをするだけのしぐさなのに、なんであんなにかっこいいんでしょうか。立っているだけで絵になる、まさに私のツボです。

低い声も良いです。耳からではなく、足下から伝わってくるような、心地よい響きがあります。そういえば彼の頭ツルツルなんでしたっけ。髪の毛のないことが全然違和感ありません。むしろ髪の毛は似合わないのでは、とさえ思えてきます。

そして何より美形なんです。彫りの深い端正な顔立ちで、笑顔がたまらなく素敵。ギロリとにらんだ時の鋭い目つきもコワくて素敵。ガンマンなんてやくざな稼業、家族もなければ心の平穏もないと七人で語り合うシーンでの、切なそうな表情も素敵。

レンタルDVDにはおまけの特典映像が1時間以上ありました。その中で一番驚いたのは、ユル・ブリンナー自身が監督として「七人の侍」をリメイクしたいと思ったということ。周りの強い勧めから主演になったということですが、彼が主演でなければ成功しなかったと、私は思います。

邦題では「荒野の七人」ですが、原題は「The Magnificent Seven」となっています。「悪の教典」の主役の英語教師ハスミンが Excellent より上の形容詞がこの Magnificent だと言っていたことを、ふと思い出しました。彼の最後の台詞がこの「 Magnificent 」だったことも。そういえばあの作品も生き残ったのは三人でしたよねぇ・・。

七人のキャラが際立っているという点では「荒野の七人」の方が勝っているように思います。その意味でも Magnificent の言葉が大切なのでは、とも感じました。私の言葉で翻訳するなら「最高にいかした七人のガンマン」てなところでしょうか。

次は「七人の侍」を取り上げたいと思います。あらら、いつの間にかジェイソン祭りから三船敏郎祭りになっちゃってるわ。
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メン・イン・ブラック3作まとめて観賞

2012年にこの作品のPART3が公開された時、娘から「1と2観たから3も観なきゃ。一緒に行こうよ」と言われちょっと焦りました。何故なら1997年公開のPART1は観た覚えがあるけど、2002年公開のPART2は観た覚えがなかったんです。

先日まとめて三作レンタルして、なんとな〜く思い出しました。1は確かに娘と映画館で観たと思います。けど2はレンタルで観て、半分寝てたんじゃなかったかなぁ。後でもう一度観てから返却しようと思いながら、結局その暇がなくてそのまま返しちゃった。たぶんそんないきさつだったような気がします。

1と2の間が5年、2と3の間が10年開いてます。一番感じたのは、ウィル・スミス老けたなぁ、ってこと。ま、そりゃそうだ。一作目の時は20代だったんだもん。PART1の特典映像でテーマ曲のミュージックビデオが観られるのですが、彼のダンスのかっこいいこと!そういえば、当時のヒットナンバーでしたよね。

面白さという意味では、PART1が一番かと思います。PART2には敵味方双方に女性がからんできて新鮮味を出していますが、あんまり面白くないです。(だから途中で寝ちゃったの)PART3はタイムスリップという要素をからめて、いくらか刺激的にはなっていますが、主人公二人の関係性のドラマが主軸なので若干湿っぽい雰囲気。

もしPART4が作られるのであれば、キャラの世代交代をしてこれ以上湿っぽくならないようにして欲しいです。メイキング映像での、特殊メイクやCGに関する情報もとても興味深く観られ、そういう技術を牽引している作品なんだなと改めて感じました。

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I LOVE キャプテンハーロック

キャプテンハーロック
(C)LEIJIMATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners
映画「キャプテンハーロック
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海賊の物語ってのは、いつの世もロマンをかきたてるものですが、それにしても宇宙海賊なんて、本当に素晴らしい発想ですよね。10代の頃の私の傍らには常に松本零士の作品がありました。劇場版「銀河鉄道999」は私の青春の映画作品です。映画館の暗闇の中に浮かび上がる銀河鉄道999や、ハーロックの乗艦アルカディア号の美しかったことといったら、今でもその鮮明な記憶が蘇ります。

昨年9月に公開されたフルCGアニメの「キャプテンハーロック」つくづく何故映画館まで観に行かなかったのか、今になってすごく後悔しています。先日初めて動画配信を利用してこれを観賞しました。これこそ大画面(できれば3D)で観るべき作品です。せめてブルーレイくらいで観るべきだったのに、私ったら・・。訳もわからずダウンロードして見始めたので、画面サイズを変える方法がわからずに、ハガキ大くらいの大きさで視聴することに。まだスマホで観た方がマシだったかも。とほほ。


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たまにはこういうのも




しっっかし、写真があった方がいいかも、と無理矢理ひっぱってきたのがジェイソンのアップばかり。これじゃまるでハゲはげ観察日記じゃないのさ・・・。という訳で、ちょっと毛色の違う画像を貼付けてみました。若干問題あるかと思いますが、どうかお目こぼしくださいますように南無南無。最近リリースされた、某大手三国志ゲームのキャラです。どう見てもビジュアルがルー・イー孔明に見えるのは私だけ?

ジェイソン・ステイサム主演「セイフ」2012

SAFE/セイフ
(C)2011 Safe Productions,LLC All Rights Reserved
映画「SAFE/セイフ
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ドンパチボカスカはやたら派手です。力の入ったカーチェイスもあります。中国マフィア、ロシアンマフィア、悪徳警察の3組織を相手にジェイソン一人で女の子を守って大活躍する物語です。着想は悪くないしスピーディでテンポ良く進むのですが、いろいろと説明不足で話の展開についていけないことが多かったのが一番残念。

ジェイソンは元警察官という役なのですが、その過去の因縁を台詞で語らせるってのは一番良くないパターンでしょう。そういう部分もきちんと映像で見せないと。上映時間が90分くらいなので、撮ったシーンを削ったというのでもないみたいだし。そこいらへんのところ、ちょっと詰めが甘いと思いました。

アントニオ・バンデラス主演「レッスン!」

レッスン!
(C)MMVI NEW LINE PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERV
映画「レッスン!
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レンタルDVDに予告宣伝が入っていたので、観てみました。バンデラスがタンゴを踊るシーンが圧巻です。「マスク・オブ・ゾロ」ではキャサリン・ゼタ・ジョーンズ相手に激しいダンスを踊っていましたが、今回のお相手は全米チャンピオンです。

不良高校生を更生させるため社交ダンスを教えるダンス教師というのが、バンデラスの役どころ。ヒップホップは得意でも社交ダンスには全く興味なし、の生徒達に踊って見せたのがタンゴという設定。元々の発祥がそーゆー踊りとも言われるタンゴです。ティーンエイジャーたちの目が釘付けにならない訳がありません。

ヒップホップの曲と社交ダンスの曲をリミックスして踊る、という発想がナイスです。そう、リズムさえきちんと取れればどんな曲でも踊れるもんなんですよ。演歌でジェロがヒップホップ踊ってたみたいに。

ストーリー的にはいろいろアラはありますが、ダンスシーンがとにかく素晴らしくて、観ていてワクワクします。なんだかジェイソン作品より先に、こっちのDVDが欲しくなってきたわ。

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太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男ー

山田孝之祭りの一環で観てみました。エンターテイメント性はほとんどない作品ですが、不思議と退屈ではなかったのは、出演者が皆演技派の方々ばかりだったからでしょうね。銃撃戦の様子も、不必要に火薬を増やしている感じはなく、物語の1シーンとして淡々と描かれています。日本人として一度は見ておくべき作品かと思います。

それにしても、一番驚いたのは唐沢寿明のスキンヘッドが似合い過ぎだったこと。禿好きの私としては、めっけもんでした。刺青も体中に彫られていて、つまりそーゆー系の男の役柄なんですが、思ったより似合ってました。100人のアメリカ人を殺す、とか言いながら、無謀なことしてあっけなく命を落とすのはいただけませんでしたが。

山田孝之の演じるあの役は、横田さんとか小野田さんらの辿る運命を暗示しているのでしょうか。一時は狂気にとらわれながら、最後にはなんとか正気に戻り、山を降りることのできた兵士を柄本時生が演じています。一方で山田孝之が最後に同胞に向けて発砲した時の目には明らかに狂気を感じました。やっぱり一人で自害しちゃうのかも。切ないわ〜。

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ジェイソン・ステイサム主演「アドレナリン」シリーズ

アドレナリン:ハイ・ボルテージ
TM & COPYRIGHTc2009 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC AND LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
映画「アドレナリン:ハイ・ボルテージ
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わはははは、なんかもう笑ってしまいますわこの作品。ここまで突き抜けたバイオレンスなら、いっそ清々しいです。不死身のようなジェイソンが、まるでターミネーターみたいと思っていたら、ウルトラマンみたいになって鉄塔で殴りあったりするのにはビックリしました。

1と2と続けて観ました。しっかりつながってます。たぶん3もあれば4もある、永遠に終わらなさそうな作品です。過激な表現といえばそうなんですが、逆にそれが笑いを誘ってしまうんですよ。首だけになっても生きている1作目の敵役とか。銃で撃たれた女性の胸から何やらドロドロした物が出てきたと思ったら、どんどん胸がしぼんでしまったりとか。

脇役も皆良かったんですが、中でもジェイソンの恋人役の女性が良いです。最初は普通の可愛い女の子という風情だったのが、どんどんタフになっていくの。「あんたも一度ヘリから落ちてみれば」と警官に悪態をつくまでに成長しちゃいます。

制作者が楽しんで作っているのがよくわかります。何でもありのやりたい放題。スピード感たっぷりであっという間に観終わってしまいました。次の作品もぜひ観たいです。でも次はジェイソン主演じゃなくなるかも、だって・・・。

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ジェイソン・ステイサム主演「デス・リベンジ」

デス・リベンジ
映画「デス・リベンジ
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ジェイソン主演のRPGゲームが原作のソードアクション、こんなワクワクするような作品を観ないワケにはいきません。がしか〜し評価を見るとやたら低いのが気になる。けれどもそれを覚悟の上で観ました。結果としては、・・・半分寝てました。

残念すぎる映画というのはこういう物をいうのかなぁ、と変な言葉遊びをしたくなったので、この作品の情報をちょろっとwikiさんに尋ねてみました。するとダメ映画に贈られるという、ゴールデンラズベリー賞の監督賞を受賞しているらしいです。監督はウーヴェ・ボルというドイツの人、つまりこれはドイツ映画です。ってことは、このダメさ加減はひょっとしてドイツ流のジョークなのかしらん?

手間と暇とお金をたくさんつぎ込んで、こんな駄作大作映画を作るなんて、いったいその資金はどこから来た物なんでしょうね。「勇者ヨシヒコシリーズ」に少し分けてあげて欲しいです。

ジェイソン・ステイサム主演「メカニック」2011

メカニック
(C)Scared Productions, Inc. 2010
映画「メカニック
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この作品も「パーカー」同様、主演のジェイソンよりも脇役が印象に残りました。それはジェイソン演じる殺し屋アーサー・ビショップの弟子となるスティーブ(ベン・フオスター)という若者です。

父親との関係がうまくいっていなかったスティーブですが、その父親が殺されたことで、仇討ちをしたいと願うようになります。彼の父親と親友であったアーサーはスティーブの意思を受け入れ、殺し屋稼業を伝授していきます。やがて経験を積み一人前になったかと思われた頃、仇討ちの相手が他ならないアーサーであることを知るスティーブ。持てる力の全てをかけアーサーに立ち向かう彼でしたが・・・。

スティーブは、自分は師匠より優れている、と考えてしまったのでしょうか。それこそが傲慢という物。アーサーはきっと最初からこうなることを予見していたはずです。でなければ弟子として迎えたりしないでしょう。それに思い至らないスティーブの末路は一つしかありません。諸葛亮に泣いて斬られた馬謖のことを、ふと思い出してしまいましたとさ。

1972年チャールズ・ブロンソン主演作品のリメイクだそうです。そちらを観た覚えはないのですが、ブロンソンもヒゲの素敵なおじさまだったよなぁ、と幼少の頃からのヒゲ好きの記憶がふと蘇りました。やっぱり「う〜んマンダム」の印象は強烈だったのかしらね。どうやらジェイソン主演のPART2があるらしいので、ぜひ観てみたいです。

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ケフコタカハシ

Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

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闘病記の
「女の終活日記」
もよろしく。

現在の主な観察対象:山田孝之、ジェイソン・ステイサム
初恋の禿:ユル・ブリンナー
初恋の髭:デニス・ウィーバー
初恋の髯禿:ショーン・コネリー
大きくなったらなりたい物:仙人
将来の夢:一人暮らし
今一番行ってみたい場所:グランドキャニオンとラスベガス、香港
将来の希望:山田孝之の美白ヒゲを拝むこと

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