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映画「ポーリー」感想

2016年 04月24日 00:05 (日)

2度目の観賞。鳥好きなら必見、鳥だけでなく動物好きなら必見、動物好きでなくても鳥が嫌いではないならゼヒ是非観て欲しい作品です。


ポーリー
映画「ポーリー
作品情報



宵乃さん主催ブログDEロードショーへの参加3作品目です。
宵乃さんのブログ『忘却エンドロール』はコチラ

人間の言葉をしゃべることのできるオウムのポーリーが、飼い主のマリーから引き離され、その元へと戻る旅の途中で出会う人々や出来事を描いたロードムービーです。
質屋の質草となったかと思えば、夫と死に別れた老婦人に可愛がられたり、レストランの見せ物のオウムショーの人気者になったりと、ポーリーの人生(鳥生?)は波乱万丈。
合衆国の東海岸から西海岸のLAへとなんとか辿り着いたものの、動物研究所の囚われの身となってしまいます。


pollie1.jpg
吃音癖のあるマリーに言葉を教えるポーリー
鳥とは話せても人間とは話せない彼女を心配するあまり
マリーの両親はポーリーを他所にやってしまいます




この研究所の掃除係としてやってきたロシア人のミーシャに、ポーリーが自分の身の上を語るという形で物語は進んでいきます。
登場する人間達は皆一癖も二癖もある面白い人ばかり。
ただし良い人もいれば悪い人もいて、彼らと接することでポーリーは少しずつ世の中のことを学んでいくのです。
その様はまさに子どもが成長していくのと同じ。
信頼できる人間ミーシャと出会ったことで、ポーリーはようやくマリーと再会することができるのです。


pollie2.jpg
異国の地で一人ぼっちのミーシャは
地下室に閉じ込められているボーリーと仲良くなります



ポーリーが出会う人々の中で、最も印象に残ったのは未亡人のアイヴィでした。
絵を描くのが好きな彼女は、当然のようにポーリーの絵を描きます。
けれども彼女は視力を失ってしまうのです。
「大切な物は奪われる運命にある」ポーリーのこの言葉が胸を打ちました。
やがて彼女の目の代わりになるポーリー、盲導犬ならぬ盲導鳥です。

「そのうちできると思っていても、そのうちは来ないかもしれない」これもポーリーの言葉。
他にもポーリーは作中で数々の名言を残しています。
きっと心に残る名言が見つかるはずです。
子ども向けに作られた作品であっても、手を抜くことなく大人が観ても満足できる物になっている、こういう映画は名作だと思います。

ポーリーが出会う人たちは彼がオウム返しではなく、ちゃんとした会話ができることを一番最初に驚くだけで、その後は人間としゃべるようにおしゃべりをしています。
これって鳥に限らずペットを飼っている人には憧れのシチュエーションですよね。
可愛がってるペットたちと話ができたら、どんなに楽しいことか。

ところが驚いたことに、ポーリーは人間の言葉はしゃべれますが、鳥の言葉がわからないのです。
レストランの人気者だった時には、ルペという名前のコガネメキシコインコの彼女ができますが、鳥の言葉で愛を語ることができません。おいおい(笑)
私がコガネメキシコインコを知ったのはこの作品でのことですが、まさか本当にあんなに黄色い太陽のような色の鳥がいるとは。
てっきり作り物あるいは空想の鳥かと思っていたので、本物を見た時にはとてもビックリしました。
当然のように「飼ってみたい!」と思ったんですけどね、かなり相当うるさいんですよコガネメキシコインコって。
ですから花鳥園で愛でることで満足するのが得策ですな。


pollie3.jpg
花鳥園のコガネメキシコインコ
ああ〜また行きたくなってきたわ掛川花鳥園



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