ワイルド・スピードICE BREAKE観てきました
2017年 04月29日 17:04 (土)
誰よりも仲間を大切にしてきたドミニクの裏切りにより
彼らの結束は崩れようとしていた
だが彼の行動には謎のサイバーテロリストが関与していることがわかる
レティやローマンらはドミニクを取り戻すため
最大の敵デッカード・ショウと手を組むが・・・
ヴィン・ディーゼルの映画はワイスピの前作と、今年の「トリプルX」しか見たことがなかったんですけど、これまではどーにも彼は私の好みのハゲではなかったんですよ。
原因ははっきりしていました。
それは彼のあの押し出しが強いというか、自信満々というか、オレサマサイキョー!な部分があまりにも鼻についたから。
けれども今作はちょっと違っていました。
どこか不安げな表情で車を駆るドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)が、なかなか麗しかった。
これまでさんざんファミリーのために!ファミリー最高!を連呼していたドムが、そのファミリーという弱みを握られてしまうんですわ。
強みである彼のファミリーは、裏を返せば簡単に弱みにもなっちゃうってのは、誰でも考えつくことでしょうな。
さらにはモトカノの因縁なんかも絡んでくるので、余計にドムは強く出られないの。
イマカノのレティに「あなたは私を愛してる」と指摘され、無言で不安な表情を浮かべるしかないドムの姿が本当におかしくて笑え、・・・じゃなくて、切なくてウルっと・・・、したような気がしたかもしれない、たぶん。
ごめんなさいウソです、全然ウルっとなんてしてません。
だってモトカノがあまりにも愚かだったから。
とかなんとかドムの女遍歴についてはこのへんにして、やっぱりジェイソンのことについて触れておかないとね。
今回ジェイソン・ステイサムはやっぱりあんまり大きくないというのが良くわかりました。
ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)と並んだらジェイソンの方が小さかったんですよ。
そんな彼が元プロレスラーのドウェイン・ジョンソンと渡り合うんですから、も〜しびれますわ。
オレンジ色の刑務服が本当に良くお似合でした。
敵の敵は味方といわんばかりに、不本意ながらもドムのファミリーに加わるデッカード・ショウ(ジェイソン)の居心地悪そうな様子が面白くて。
デッカードにはデッカードのファミリーがあるんですから、もし次もあるならファミリー対決になってくるんじゃないかと思うんですけど。
だとしたらあのママは最強ですよ、しかも息子はイケメン兄弟ときてる。
次回作には、ぜひぜひショウ一家の登場をお願いしたいです。

映画「パディントン」感想
2017年 04月28日 14:15 (金)
ある日大都会ロンドンのパディントン駅に
真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマが降り立つ
南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末
ようやくイギリスまでたどり着いた彼は
右も左もわからない状態だった
思い切って丁重な態度で通行人に語りかけるものの
言葉を話すクマに反応してくれる人はおらず・・・
パディントンの姿と同様、期待していたのはニコール・キッドマンの悪役。
うん、期待通りでした。
やっぱり悪役は美しくなきゃいけないんですよ。
で、コレを観てる最中に気がつきました。
この作品の舞台ってロンドンの自然史博物館ってことはひょっとして・・。
というワケでもないんですけど、忘れず行ってきました。
国立科学博物館で開催中の大英自然史博物館展に。
もちろん目当てはY氏の音声ガイド、初めての音声ガイド使用にワクワクドキドキ。
それなりに楽しい時間が過ごせたのは良かった。
良かったんですけどねぇ・・・。
鳥の剥製が沢山展示されてて、鳥好きとしては直視できない物が多かったのはキツかったです。
恥ずかしながら野口英世さんてhideyoさんだったんですね、私はずっとヒデオさんだと思ってました。
けどヒデヨって発音しずらくないですか?
皆さんhideyoって発音してるのかしら?

ウシジマくん聖地巡礼 第五回
2017年 04月26日 00:05 (水)
ドラマSEASON3の第8話、上原まゆみがかなり長い間ウシジマくんの後ろ姿を見送るシーンです。
口には出さなかったはずの「助けて」の言葉を、敏感に察知したウシジマくんが「なんか言った?」と聞き返し、驚いたまゆみが発した「いえ・・・」と返す様子が、何度見ても胸を締め付けます。
この後にまゆみを襲う悲劇を思うと、神堂とウシジマくんとどちらが悪かは明らかなのに、まゆみは何故頼るべき人を見間違えたのか、その答えは簡単には導き出せないように思います。
人の心の闇は計り知れない深さがあるということでしょうか。
そういえば、ウシジマくんは映画PART2のラストに「女の闇は深くて暗い」と言ってましたっけね。

大河ドラマ「おんな城主直虎」第16回感想
2017年 04月24日 00:05 (月)
やっぱり期待度が高いんでしょうね、初登場だし出番なんてチラッとしかなかったのに公式サイトのフォトギャラリーに柳楽優弥の物が5枚もありましたよ。
傑山さんとはえらい違いだわ。
チビ◯ブブスのトリオ、もう一人は奥山六左衛門で直虎はロクベエって呼んでたようです。
ユキちゃんが、戦になったら直虎が殿ではやってけない、みたいな泣き言を言ってましたけど、まぁそりゃそうだわなぁ。
あ、そうそう、各回のサブタイトルが何かしらの名作をもじった物だそうで、これまでの回でスッキリわかったのは「男はつらいよ」くらいでした。
今回の「綿毛の案」はすぐピンときました「赤毛のアン」以外考えられません。
けど次の「消された種子島」っての、私は007シリーズの「消されたライセンス」しか思い浮かばない〜。
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アシュラ男爵現る
2017年 04月23日 20:41 (日)
映画「グレートウォール」観てきた
2017年 04月21日 22:28 (金)
世界を旅するウィリアム(マット・デイモン)ら二十数名の傭兵部隊は
シルクロードの中国国境付近で馬賊に攻撃された上に謎の獣に襲われる
生き残ったウィリアムととバール(ペドロ・パスカル)は
禁軍が守る万里の長城にたどり着くものの降伏を余儀なくされる
戦略を担うワン(アンディ・ラウ)によって処刑を免れたのち
自分を襲った獣がトウテツという怪物であり
万里の長城がその群れを都に入れないための防壁だと知るウィリアムとトバール
やがてすさまじい地響きと共に無数の獣が迫ってきた
チャン・イーモウ&マット・デイモンさらにはアンディ・ラウまで出るなら観なきゃでしょ。
とはいえ戦う相手の怪物がどんなに巨大なんだろうと、ちょっとビクビクしながらの観賞だったんですけど、そんなに大きくなかったので良かった。
いやもちろん私にとってはあのトウテツさんたちで充分背中のゾワゾワ感はいっぱいいっぱいでしたが。
チャン・イーモウの三部作を始めとした古代中国の戦争スペクタクルは、人海戦術とも言われる物量の多さが見どころだと思います。
太鼓がドンドコ鳴って画面を被い尽くすような大軍が勢揃いする様を見ると、いやが上にもテンションはMAX。
けれども敵の出現を今か今かと待ち構えている自分の頭の中に、これまでとは違ったアラートが鳴り響いていました。
相手は人ならぬ物だから覚悟しろ〜〜っっ!てな感じで。
女性キャラが良いと私の評価は高くなるんですけど、今作には恋愛要素はゼロですので、マイナス要素もゼロ。
むしろ女性軍の甲冑のデザインとか、その身軽さを生かした戦術など、戦う女性が大きくフィーチャーされていたのは素晴らしかった。
宙を舞うように戦う女性兵士たち、これはチャン・イーモウの歴史三部作、中でもチャン・ツィイーが担ってきた物を進化させた見事なアイデアだと思います。
そんな女性兵士たちの残した空のリングが、カランと音をたて積み重なる様子には胸を打ちました。
まるでスズメバチと戦って敗れるミツバチのよう。
そういえば化物トウテツの親玉も女王だって言ってたなぁ。
あちらは蜂よりは軍隊蟻のように感じましたが。
ワサワサ群れる様子がねぇ・・・・私は大きい物の次に苦手なんだってば〜。
3D上映しかなかったので仕方なくメガネonメガネで観賞したんですが、小心者の私には2Dで充分だったですよ。
ガ〜っっと大口開けて迫るトウテツだとか、ヒュンっっと飛んで来る矢だとか、そりゃ迫力あるといえばあるんですけど、思わず避けてしまうのが恥ずかしくって。
特に霧の中からトウテツが飛び出してくるシーンなんて、思いきりイスから飛び上がっちゃったんですわ。
あれ絶対後の席の人にバレてたろうなぁ。
そういうのがお好きな人には是非ぜひオススメです。
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闇金ウシジマくんPART3 リナとシンジのその後
2017年 04月19日 00:05 (水)
シンジの夢ノート
真ん中一番上の「リナを幸せにする」という文字が切ない
マネーゲームに敗れて一文無しに戻ったシンジはリナに別れを告げます。
この時リナは本当は別れたくなかったけれど、それを受け入れシンジのもとを去ります。
特典映像やコメンタリーから、その後の2人の行く末が明らかになりました。
この2人のラストシーンは、大根畑で農業体験ビジネスを手がけるシンジのところにリナがやってくる、というところで終ります。
このシーンはリナの方から改めてシンジに別れを告げにきた、という意味なのだそうです。
リナは実は幼い頃に貧しい暮らしを経験していた人間だったという設定らしい。
それを知っていたシンジは、無一文になった自分の側にいて欲しいとは言い出せなかったのです。
しばらく時間を置いてリナが出した結論が、シンジへの思いを断ち切ろう、きちんと別れを告げようということでした。
シンジを演じた本郷奏多は「この時シンジは既にリナと別れたつもりだった」と言っていました。
なのでリナが別れを告げに来たことで、2人の関係は完全に終ったということになるのです。
私はまだシンジにはリナへの思いが残っているように感じていたので、ちょっと意外でした。
リナが物語冒頭で口にした台詞「お金には負けたくない」というのは、そういう意味だったんですね。
そりゃま、シンジの新しい農業体験ビジネスじゃ、儲かりそうにはないもんなぁ・・・。

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌」感想
2017年 04月17日 17:35 (月)
1961年冬のニューヨークでは
若い世代のアートやカルチャーが花開いていた
グリニッジビレッジにあるライブハウスで
歌い続ける一人の男ルーウィン・デイヴィス(オスカー・アイザック)
熱心に音楽に取り組む彼だったがレコードはなかなか売れない
音楽で食べていくのを諦めようとするルーウィンだったが
何かと友人たちに手を差し伸べられ・・・
この作品は劇場公開時から気になってたんですよ。
レンタルになったら絶対観ようと思っていたら、いつまでたっても空かなくて、気がついたら旧作になってました。
気がついたのは言うまでもなくY氏のドラマのおかげでもあります。
もちろん私の注目ポイントは主人公ルーウィン・デイヴィスのヒゲ。
彼のヒゲがとにかく美しくて、それを眺めているだけでも私にとっては眼福の極みだったんですけど。
それ以上に作品内容も素晴らしかった。
自分の歌を必死に売り込むルーウィンの一生懸命な姿が、もうとにかくいじらしいの。
あの頃はレコード盤も大きいサイズのLPしかなかったんでしょうか。
ルーウィンはニューヨークからシカゴまで自分を売り込みに行くんですけど、着いた先の劇場でカバンの中からレコードを取り出す時の様子にはビックリ。
え?そんなとこによくその大きな物が入ってたわね!と思いましたよ。
まるで手品みたいでした。
何より一番ぐっときたのは、ルーウィンがY氏にちょっと似ているところです。
ヒゲ面の見た目はもちろんのこと、その特異な人間性だとか周りの人との関係性とか。
フツーの人間の尺度で見ると、クズなところが多々あるんですけど、何より彼は芸術の神に愛されているんですよ。
そして芸術の神だけでなく、そのピュアさゆえ周りの人々からも愛されているの。
ルーウィンは一人の女性から「妊娠している」と聞かされます。
ここいらへんのくだりは、まんまY氏の私生活と重なってしまって、いくらか胸が痛みました。
けれども、この物語を知ることで違った見方もできるようになったのは良かった。
この妊娠しているとルーウィンに告げた女性も、たいがいクズな女でこっぴどく彼のことを罵るんですけど、本当は彼のことを愛しているんだな、と私は感じました。
自分で自分を愛することができていないのに、他人からよりたくさん愛されると、その愛を受け止めきれないのかもしれません。
何事もバランスってのは大切、愛することと愛されることのバランスも。
低音の魅力的な俳優さんが多くて、その声を聞いているだけでも心地良くなるような作品です。
音楽だけのサントラではなく、映像ソフトを字幕なしで流すのもいいなと思ったので、ぜひソフトを入手しようと思います。
実話が元になっているとのことで、実在のミュージシャンらしき人も登場しているようですが、そういうのは全く関係なく楽しめると思いますので、未見の人には是非ぜひオススメです。

大河ドラマ「おんな城主直虎」第15回感想
2017年 04月16日 22:31 (日)
今回はサブタイトル「おんな城主対おんな大名」にある通り、女の闘いがメインテーマだったんですけど。
そんな本筋のことなんでどーでもいーのがこのヒゲハゲ観察日記です。
予告編にはカッコ良くアクションを決める傑山さんの姿が見られたので、とっても期待してたのに、まさかのユキちゃんが主役の回だったとは。
そういえば彼は井伊家の武闘派(脳筋ともいふ)家臣の一人でしたっけ。
こういう時にこそ活躍してもらわないといけない人ですよね。
さほど色白とも思えないのに、なんで直虎はいきなりユキ???なんて呼ぶんだろうと思ったら、中野直之っていうんですね。
Y氏が雪の降る日には、山田孝雪って名乗ることがあるのと同じ理屈かぁ。
これからは彼のことをユキちゃんと呼ぶことに決定しました。
もう一人の家臣も気になってるんだけど、まだちょっと名前が頭に入ってません。
直虎とユキちゃんともう一人の彼の3人が並ぶとチビ、デブ、◯スなトリオに見えてしまう、というのは内緒です。
おおっっ!いよいよ次は柳楽優弥の登場なのね?!楽しみ楽しみ〜。
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映画「ルドルフとイッパイアッテナ」感想
2017年 04月15日 18:32 (土)
ひょんなことから最愛の飼い主とはぐれてしまった黒猫のルドルフは
偶然乗り込んだトラックに揺られて大都会東京にたどり着く
ルドルフはその辺り一帯を仕切るボス猫のイッパイアッテナと知り合い
自分もノラ猫として生きる決意をする
原作の絵本とNHKのアニメは見た覚えがあるんですけど、ラストにルドルフがどうなるのか全然記憶にありませんでした。
イッパイアッテナってあんなにイケメン猫でしたっけ?
ほとんど小さいトラみたいでしたけど。
そんな見た目のゴツいイッパイアッテナが、精一杯可愛い仕草と声でニャ〜と鳴く姿がまさにギャップ萌え〜〜♡
でもって、それに騙されるネコ愛好家たちの様子がまた可笑しくて。
ま、人間の態度なんてそういうもんですよね。
私が知っている絵本は「ルドルフとイッパイアッテナ」という物で、他に3作の続編があるようです。
ルドルフが最初に住んでいた町が岐阜で、イッパイアッテナと知り合った町(東京都江戸川区)の商店街のツアーバスが岐阜行きであることを知り、そのバスにルドルフを乗せようとするも・・・、というところまではなんとなく知っていました。
どうやらそこまでが原作本「ルドルフとイッパイアッテナ」の物語らしいです。
泣けるポイントはそれ以降の筋立てのことになるので、以下ネタをばらします。
ネタバレのお嫌いな方は

それではいつも通りこの方に登場していただきましょう。
以下ネタバレ注意です。
ルドルフの飼い主リエちゃんは岐阜に住んでいます。
人間の字の読み書きができるイッパイアッテナは、岐阜まで自力で帰れるようにルドルフにも読み書きを教え込みます。
大人になり読み書きも修得したルドルフは、車を乗り継いで岐阜のリエちゃんちまで一人で辿り着くのですが、そこでルドルフそっくりの黒猫と遭遇するのでした。
ルドルフの帰りを1年間待ったリエちゃんは再びルドルフそっくり(なんとルドルフの実弟)の黒猫をお迎えしていたのです。
しかも名前も同じルドルフとつけて。
そりゃーツラいでしょーよ、ルドルフ兄にしてみれば。
そのルドルフ弟からリエちゃんちで飼えるのは一匹だけと聞かされたルドルフ兄は、リエちゃんに再会することなく、家を飛び出しイッパイアッテナの元に戻ってくるのです。
「オマエのリエちゃんによろしくな、オマエのリエちゃんなんかじゃない、ボクのリエちゃんなんだ!」
と叫びながら走り去るルドルフの姿に、グッとこない人はペットを飼う資格はないと思う!キッッパリッ
ペットを飼う資格がないのはリエちゃんちも同じ。
出入り口の管理が全くなってないでしょあの家。
最初のルドルフを行方知れずにさせときながら、懲りずに同じことしてるんだもん。
あの様子だとそのうちきっとルドルフ弟も行方不明にさせちゃうよ。
あんな家に飼われてなくて良かったと思う。
ノラ猫として生きる道を選んだルドルフは正しい、そう私は言い切ります!