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映画「グレートウォール」観てきた

2017年 04月21日 22:28 (金)

本国での評価がどうかは知りませんが、中国古代戦争スペクタクルモンスター映画としては、充分楽しめる作品だと思いました。マット・デイモンのコ汚さが良かったのでヒゲ満足度5点満点の4★★★★


greatwall2017.jpg
世界を旅するウィリアム(マット・デイモン)ら二十数名の傭兵部隊は
シルクロードの中国国境付近で馬賊に攻撃された上に謎の獣に襲われる
生き残ったウィリアムととバール(ペドロ・パスカル)は
禁軍が守る万里の長城にたどり着くものの降伏を余儀なくされる
戦略を担うワン(アンディ・ラウ)によって処刑を免れたのち
自分を襲った獣がトウテツという怪物であり
万里の長城がその群れを都に入れないための防壁だと知るウィリアムとトバール
やがてすさまじい地響きと共に無数の獣が迫ってきた




チャン・イーモウ&マット・デイモンさらにはアンディ・ラウまで出るなら観なきゃでしょ。
とはいえ戦う相手の怪物がどんなに巨大なんだろうと、ちょっとビクビクしながらの観賞だったんですけど、そんなに大きくなかったので良かった。
いやもちろん私にとってはあのトウテツさんたちで充分背中のゾワゾワ感はいっぱいいっぱいでしたが。

チャン・イーモウの三部作を始めとした古代中国の戦争スペクタクルは、人海戦術とも言われる物量の多さが見どころだと思います。
太鼓がドンドコ鳴って画面を被い尽くすような大軍が勢揃いする様を見ると、いやが上にもテンションはMAX。
けれども敵の出現を今か今かと待ち構えている自分の頭の中に、これまでとは違ったアラートが鳴り響いていました。
相手は人ならぬ物だから覚悟しろ〜〜っっ!てな感じで。

女性キャラが良いと私の評価は高くなるんですけど、今作には恋愛要素はゼロですので、マイナス要素もゼロ。
むしろ女性軍の甲冑のデザインとか、その身軽さを生かした戦術など、戦う女性が大きくフィーチャーされていたのは素晴らしかった。
宙を舞うように戦う女性兵士たち、これはチャン・イーモウの歴史三部作、中でもチャン・ツィイーが担ってきた物を進化させた見事なアイデアだと思います。
そんな女性兵士たちの残した空のリングが、カランと音をたて積み重なる様子には胸を打ちました。
まるでスズメバチと戦って敗れるミツバチのよう。

そういえば化物トウテツの親玉も女王だって言ってたなぁ。
あちらは蜂よりは軍隊蟻のように感じましたが。
ワサワサ群れる様子がねぇ・・・・私は大きい物の次に苦手なんだってば〜。
3D上映しかなかったので仕方なくメガネonメガネで観賞したんですが、小心者の私には2Dで充分だったですよ。

ガ〜っっと大口開けて迫るトウテツだとか、ヒュンっっと飛んで来る矢だとか、そりゃ迫力あるといえばあるんですけど、思わず避けてしまうのが恥ずかしくって。
特に霧の中からトウテツが飛び出してくるシーンなんて、思いきりイスから飛び上がっちゃったんですわ。
あれ絶対後の席の人にバレてたろうなぁ。
そういうのがお好きな人には是非ぜひオススメです。


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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画