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「さらば、わが愛/覇王別姫」観た

2020年 03月19日 23:05 (木)

1993年の公開の時に見に行きたかったけれど事情が許さず、後にレンタルできるようになって真っ先に借りた作品だったように思います。



さらばわがあい

演ずることに全てを捧げた二人の男の波乱に満ちた生涯を、
京劇「覇王別姫」を軸に描いたチェン・カイコー監督作品。
身を待て余した遊郭の母に捨てられ京劇の養成所に入れられた小豆。
淫売の子といじめられる彼を弟のようにかばい、
辛い修行の中で常に強い助けとなる石頭。
やがて成長した二人は、それぞれ程蝶衣、
段小樓と名を変え京劇界きってのスターとなっていた。
以上Yahoo!映画より





2度目の鑑賞でしたが、ラストの小樓のアップの顔を良く覚えていました。
おそらく私が初めて観た中国映画ではなかったかと記憶しています。
もう一度観てみたいと思いながら、お金出してまで観るには、ちょ〜っと重すぎる作品なんだよなぁ、とレンタルするまでには至らなかったんですわ。
今回BSプレミアムでタダだったのでw録画しておいたんですけど、それでも視聴開始するまでに時間がかかりましたよ。
しかも長いし。人が死んでばかりだし。
前回の「さらばバルデス」とは違い、こっちのさらばはズバリ死別。
なので筋立てに関しては、この際もーどーでもいいです。

今回触れておきたいのは、序盤の舞台となる貧しい子供たちを集めた京劇養成所に関して。
作中の物は時代背景や演出もあり、かな〜り酷い描かれ方をしていましたが、似たような物が今もあるんですよ。
なんとアフリカの貧しい子供たちを集めて、中国の仏教系の組織に入れて、教育を施しつつ雑技団のような見世物興業を世界中で行っているのです。

BSドキュメンタリーで取り上げられていたのは、マラウイのひとりの男の子。
両親がいなくなったので、祖母にこの組織の学校に預けられ10年が経ち、卒業して台湾の大学に留学する、というところまでを映像で紹介していました。
関わっている人々は、概ね満足そうなのは良かった。
主人公の男の子はカンフーのような武術がとても上手で、大学も武術関係のところに進むようです。

ただ一つ気がかりなのは、男の子が母国の言葉をあまりうまく話せないこと。
組織では中国語が使われているので中国語は堪能だけれど、母国語は聞いてわかるけれど話すことはあまり得意ではない、まさにテニスの大坂なおみの日本語状態なのです。
本人もそのことに悩んでいるようでした。
この先きっとどこかで自分のアイデンディティに悩むことになると思います。
けれどもそれをきちんと克服して、いつかスクリーンで彼の姿を見られること(本人はカンフー映画のスターになる夢を持っている)を期待したいと思います。

以上、全く映画の感想ではないざれごとをつらつら失礼しました〜。



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テーマ : テレビで見た映画
ジャンル : 映画