「未来惑星ザルドス」観てきました
2022年 12月31日 21:47 (土)
最初にこの作品を観た時に「ショーン・コネリーのファンで良かった」と心底思ったことを良く覚えています。
今回、真っ先に感じたのは「いいなぁコネリーにベタベタ触れて羨ましいなあ」でした。
コネリーに直に触れることができたら、絶対寿命が延びると思うんですよ。
もちろんコネリーに限らず、生命力に溢れた人間であれば触れる相手は誰でも同じでしょうけど。
初見の感想はコチラ
今年はこのザルドスを含め、たった9作品しか劇場鑑賞はしていません。
けれども「ザ・バットマン」と「未来惑星ザルドス」これを劇場で観られたことで、2022年がより貴重な年となったのは間違いありません。
今年も残り2時間ほどになりました。
皆様良いお年をお迎えください。

「鎌倉殿の13人」完走感想
2022年 12月21日 17:15 (水)
とにかく登場人物が多くて、あの人もこの人も、あのセリフもこのセリフも、印象的な物がありすぎました。
そんな中から特筆すべきは、主人公北条義時の3人目の妻ノエさん。
菊地凛子が演ずるので、どういう女性なのかなと興味津々で臨んだ登場初回。
あれ?なんか台詞が棒読みなんだけどどーゆーこと?と思っていたら、まさかの猫かぶりした女のヘタな芝居の演技だったとは。
うぬぅ、さすが菊地凛子やるなぁ、と思わず唸りましたわ。
けれども彼女の演技以上に私の心に残ったのは、他の女性たちと違いノエさんの言動がとても現代女性のそれに近いようなところ。
うまく表現できないのですが、他の人物はいかにも鎌倉時代の武士の世界に生きていて、私には理解できない価値観を持っている、そういう感触でした。
でもノエさんは違う、ノエさんとなら、ひょっとしたら少しは言葉が通じるかもしれない、そんな風に感じたのです。
そんなノエさんの台詞の中で、最も印象に残ったのは「言って良いことと悪いことがあります。今のはどちらですか?」というもの。
前の二人の妻よりおまえは劣っていると夫に言われたノエさんが、義時に返す言葉です。
やや裏返ったような声で「今のはどちらですか?」と繰り返しながら義時にじりっと迫るんですよねぇ。
ホントあれ(ヤエもヒナも賢かったという義時の発言)は鎌倉時代であろうと、現代であろうと言ってはいけない言葉だと思いません?え?そうでもない?
これまであまりピンと来なかった鎌倉幕府のことが、この一年でかなり身近になったような気がします。
来年の大河には我らのY氏も出るし、次の「どうする家康」も楽しみ楽しみ〜♡

「ブラックアダム」観てきました
2022年 12月11日 13:00 (日)
ロック様のムキムキ筋肉を堪能するのは最適な作品だと思います。
それにしてもジャスティス・リーグでコケたDC、今度はジャスティス・ソサエティだそうですね。
新しいキャラを色々繰り出してきて、次の流れを作りたいのでしょうか。
最初と最後に登場したウォラーという黒人女性、確か「スーサイドスクワッド極悪党集結」で、女性の部下に殴られ気絶されられていたあの鬼畜上官ですよね?
ってことはあの作品に繋がってるってことかぁ。
てっきり今作から全く新しい世界観なのかと思っていたんですけど。
でもって最後の最後に登場したあの方、やっぱり彼がいないとやっていけないのねDCは。
とかなんとか、はっきり言及できないのは苦しいので以下ネタバレ感想ですよ。
以下、社長の写真の下からネタバレですので御注意あれ。
モリゾウMORIZOことトヨタ自動車社長の豊田章男氏
レーシングドライバー兼社長だなんて
結構フィクション向きだと思うんですけどねぇ
どこかにいます?そういうキャラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 以下ネタバレ注意ですよ。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ジャスティス・リーグが迷走したのは、スーパーマンの内面にも人間同様黒い部分がある、という方向にDCが持って行こうとしたことだと私は思っています。
それを感じ取ったバットマンがスーパーマンのことを敵視し二人の対立を煽る、そういう構図は無理なんです、時に実写では。
この「実写では」ってのが重要。
何故ならレゴアニメでは、それに成功しているから。
レゴアニメのスーパーマンは、本当に純粋で真っ白なキャラです。
真っ白すぎてシンプル、いわゆるおマヌケの域に入るくらい純粋なの。
でもね、何度もよーく見てみると、アレ?ひょっとしてスーパーマンてシンプルなフリをしてるのかな?と感じさせる部分があるんですよ。
実は内面に黒い部分を持っているけど、それを決して表には出さない、スーパーマンならそれができるはずだもの。
今作「ブラックアダム」は、そのタイトルが示している通り主人公はとにかくブラックな男アダム。
それに対峙するスーパーマンは、真っ白でなければなりません。
次回作にスーパーマンが本気で出てくるとしたら、黒い部分など微塵も感じさせないシンプルなおマヌケ男になっているはず。
それを期待したいです。
そしてもう一つ、今作を観ていて気づいたことが一つ。
ジャスティス・ソサエティに風を操る能力を持つ女の子サイクロンがメンバーとして加わっているのですが、その造形を見て驚きました。
長いドレッドヘアーを持つ肌の黒い女の子、それってお蔵入りになったバットガールと同じじゃないの?と。
夏頃にこの「バットガールお蔵入り」のニュースを目にした時には、その理由がなんとも歯切れの悪いものばかりで、すごく不思議だったんですよ。
主人公の造形が理由らしい、というのは漏れ伝わっていたのに。
今作の女性キャラであるサイクロンを見た時に、ようやくそれがわかったような気がします。
DCはキャラ被りの可能性を排除した、ということなのでしょう。
同じDCの作品内で、若い女の子のロングドレッドヘアーは一人で十分てことですよね。
なが〜いドレッドヘアーをなびかせながら、くるくる回るのはサイクロンのアクションの見せ場です。
きっとバットガールも同じようなシーンがあったに違いありません。
もったいなぁバットガール。

『ハイ・ライフ』感想
2022年 12月07日 00:05 (水)
太陽系をはるかに超え宇宙を突き進む一隻の宇宙船「7」
その船内でモンテ(ロバート・パティンソン)は
生まれたばかりの娘ウィローと暮らしている
宇宙船の乗組員は9人全員が死刑や終身刑の重犯罪人たち
モンテたちは刑の免除と引き換えに
美しき科学者ディブス医師(ジュリエット・ビノシュ)が指揮する
人間の性にまつわる秘密の実験に参加したのだった
だが地球を離れて3年以上
究極の密室で終わり無き旅路を続ける彼らの精神は
もはや限界に達しようとしていた
そんな中ミッションの最終目的地ブラックホールがすぐ目の前に迫っていた
私の最も苦手とするジャンル宇宙船物で、テーマはおそらく生命の存続。
物語は幼い娘を世話しながら、宇宙船の修理をするモンテ(ロバート・パティンソン)の姿から始まります。
他に乗組員はいません。
宇宙船はどんどん地球から遠ざかっています。
進路変更などの術もないらしい。
宇宙船のこれまでの旅が断片的に描かれていきます。
ザックリとした言い方をすると、死刑にされるよりは宇宙船内での人体実験に参加することを選んだ犯罪者たちの末路ということです。
唯一生き残ったモンテとその娘、終盤には娘がかなり成長しています。
白髪頭で老けメイクのロバパティの造形が、とてもすごくかなり辛いです。
今作ではジュリエット・ビノシュがスッポンポンで腰を振ってます。
エロチックというよりは、不気味で正直気持ち悪いの。
観終わって、いろいろ後悔しました。
モンテとその娘はどうなるのか、想像すると本当に胸が苦しくなるから。
ブラックホールのその向こうに、ひょっとすると楽園があるのかもしれない、そう考えるしか希望がないのです。

コメディ観たいのに
2022年 12月05日 00:12 (月)
wikiのロバパティのページによると、日本未公開の作品が一つあるようです。
それがどうやらコメディサスペンスっぽいのよ。
コメディ好きとしては、とっっっても気になりますわ。
いくつか前の記事でロバート・パティンソンの麗しいコスチューム姿が見たい、と書きました。
けどバットマン役ってひょっとして究極のコスプレなんじゃ?
確かにマントをひるがえしてカッコよくアクションをこなしてますが、ちょ〜っと違うんだよねぇ。
できればもっと堂々と華麗にゴージャスにズルズルヒラヒラさせて欲しい。
そしてもちろん、満面の笑みを見せて欲しい、切にそう願います。

『ライト・ハウス』感想
2022年 12月04日 00:05 (日)
1890年代ニューイングランドの孤島
4週間に渡り灯台と島の管理をおこなうため
二人の灯台守が島にやってきた
ベテランのトーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と
未経験の若者イーフレム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)は
初日からそりが合わずに衝突を繰り返す
そんな険悪な雰囲気の中
島を襲った嵐により二人は島に閉じ込められてしまう
人相がわからなくなっても大丈夫、だって登場人物は二人しかいませんから。笑
あ、でももう一人出てきますけど。
いや一人じゃなくて一匹かな?
そうです人魚です。
その人魚相手にまたロバート・パティンソンがスッポンポンで腰を振るんです。
人魚とどうやってFするのか、気なる人は観てみましょうね。

『ウェイティング・バーバリアンズ帝国の黄昏』感想
2022年 12月02日 00:05 (金)
19世紀のアフリカ、ある帝国に支配された辺境の町で
「蛮族が攻めてくる」といううわさが流れていた
治安維持のためにやってきた中央政府の警察官僚(ジョニー・デップ)と
副官(ロバート・パティンソン)らは厳しい弾圧や残酷な拷問を強行
彼らの横暴な振る舞いに街の民政官(マーク・ライランス)が抵抗する
これは現在U紛争を起こしているPさんにこそ見てもらいたい作品だと、見終わって真っ先に感じました。
攻めてくるかもしれないから先制攻撃をする、そんな愚かなことが許されるワケがない。
中央政府からの警察官僚に必死に抵抗する民政官の姿が、本当に胸を打ちます。
というより見ていてツラい辛すぎる。
弾圧を指揮するのはジョニー・デップですが、副官のロバート・パティンソンの色の白さが、より残忍さを強調しています。
ロバパティは時々ほんとーに色が白く見えるんですわ。
肌の色が白いと、冷血漢という言葉がぴったりですものね。
でもね私が一番驚いたのはジョニー・デップの豹変っぷり。
正直あんまりジョニデは好きではなくて、これまで幾つかの作品を観ましたが、どれもピンときませんでした。
今回も作品の中の彼には特に惹かれた物はなかったのですが、特典映像のインタビューを見てびっくり。
いかにも撮影の合間に撮られた感ありありでインタビューを受けるジョニー・デップは、ただのおじさんでした。
冷酷な警察官僚の制服を身にまとっていながら、穏やかにしゃべる丸顔のいかにも気の良さそうなおじさん、そんなジョニデの姿に私の頭は混乱しました。
やっぱりジョニデって偉大な俳優なのかも。
それに気づかせてくれた今作は、観るに値する作品だったと言えるでしょう。
