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映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」観てきました

2017年 06月11日 00:05 (日)

鋼鉄ジーグというのは1970年代の日本のロボットアニメです。けれどもそんなこと知らなくても充分楽しめました。主人公エンツォのヒゲに星を進呈して、ヒゲハゲ満足度は5点満点の5★★★★★


koutetujigu.jpg
テロが頻発するローマ郊外
チンピラのエンツォ(クラウディオ・サンタマリア)は
ひょんなことから人知を超えた力を手に入れる
ある日エンツォが慕う兄貴分セルジョが殺害されてしまう
セルジョの娘のアレッシアは
エンツォを日本製アニメ「鋼鉄ジーグ」の
主人公・司馬宙(しばひろし)に重ね
二人の距離は少しずつ近づいていく
けれども闇の組織のリーダーである
ジンガロ(ルカ・マリネッリ)の脅迫が二人に迫り・・・




どこかのミニシアターでこれの予告編を見ました。
その時にちょ〜っと気になってたんですよ。
そうしたらフィアットの公式サイトにバッチリおすすめ記事が出ていたので、これはイタリアかぶれとしては観に行かなきゃでしょと思い、終了間際に行ってきたんです。

いやぁもうホント観て良かった、ソフトリリースされたら買ってもいいくらい。
なんとなく気になってた理由は、主演のエンツォがわりとタイプだったというのが大きいのでしょうけど。
始まってすぐに彼の走るシーンが出てきて、その走り方の美しさにやられちゃったんです。
役柄としては冴えないチンピラのおっさんなんですけど、そこはそれイタリアのイケメン俳優です。
少々お腹が出ていようと、とってもカッコいいの。

ちょっと頭のいかれたアレッシアの無防備な寝姿に心臓バクバクさせたり、女性に慣れてないウブな感じがもう可愛くて。
この二人の距離がだんだん縮まっていく様子は、まんまラブファンタジーのようで、女性の心を鷲掴みにします。
二人っきりの遊園地とかお姫様抱っことか、どこの国でも乙女心を刺激するモチーフは一緒なんだなと改めて感じました。

とかなんとか、ここまでなんだか楽しく明るいことばっかり綴ってますけど、物語としてはかなりダーク&ヘビーな作品です。
身も心も痛くて痛くて、切なくてウルウルしてばかり。
でもね不思議と心地いいんですわ。
エンツォもアレッシアも、そして悪役ジンガロもとっても美しくて目が離せなくなる、心を奪われてしまう、それがとっても心地いいんです。
上映館が少ないので、レンタルになったら是非ぜひどうぞ。

あ、そうそう主演のクラウディオ・サンタマリア、ありきたりな名前過ぎて覚えられない系の彼「007カジノロワイヤル」に出ているらしいんですけど、どんな役なのか情報がありません。
ここは自分の目で探すしかないってことですよね、でもそれも楽しみかも〜。



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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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2017年06月12日 15:04

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ショートレビュー「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ・・・・・評価額1650円」

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No title

2017年06月12日 00:03

「鋼鉄ジーグ」そのものは、子供の頃に観ていた記憶はあるのですが、絵が雑で(笑)、あまり好きじゃなかったです。
(弟は父におもちゃ、買ってもらってました。磁石でいろんな部品がくっつようなやつを)

クラウディオ・サンタマリアがムーディーに歌う主題歌、オリジナルとなイメージが全然違いますが、あれはあれでいい感じでありました。

随分前に、スペイン映画で『どつかれてアンダルシア』というコメディ映画があったんですが、そのサントラに「マジンガーZ」のスペイン語版ってのが収録されていて、共に永井豪作品だし、奈良県で『皆はこう呼んだ~』が上映されれば、一緒に取り上げようかとは思いましたが、再来週あたりにでも、番組で取り上げようかと画策しております(笑)

こんにちは!

2017年06月12日 15:07

いや、ホンットにこの作品は掘り出し物でした。
ダメな男がヒーローになっていく…ってありがちな設定かもしれないけれど、舞台がローマだったり、ヒロインのアレッシアがちょっとイッチャッテいたり、と、なかなか個性的な設定でした。
そしてジンガロ、美しかったですね。私、途中までちょっと惚れてましたもの。

Re: No title

2017年06月21日 22:08

コメントありがとう&お返事おそくなり申し訳ないです、ビンさん。

> 「鋼鉄ジーグ」そのものは、子供の頃に観ていた記憶はあるのですが、絵が雑で(笑)、あまり好きじゃなかったです。
> (弟は父におもちゃ、買ってもらってました。磁石でいろんな部品がくっつようなやつを)

ジーグってもともとオモチャメーカーとのコラボから生まれたアニメだそうですね。

> クラウディオ・サンタマリアがムーディーに歌う主題歌、オリジナルとなイメージが全然違いますが、あれはあれでいい感じでありました。

オリジナルは知らないんですけど、歌詞はいかにもアニメの主題歌らしかったのはわかりましたよ。

> 随分前に、スペイン映画で『どつかれてアンダルシア』というコメディ映画があったんですが、そのサントラに「マジンガーZ」のスペイン語版ってのが収録されていて、共に永井豪作品だし、奈良県で『皆はこう呼んだ~』が上映されれば、一緒に取り上げようかとは思いましたが、再来週あたりにでも、番組で取り上げようかと画策しております(笑)

ありがとうございます。期待してますね〜!

Re: こんにちは!

2017年06月21日 22:12

コメントありがとう&お返事遅くなり申し訳ないです、ここなつさん。

> そしてジンガロ、美しかったですね。私、途中までちょっと惚れてましたもの。

焼かれて醜くなって復活して現れたときの姿が、実は一番目に焼き付いていたりする。
でもその落差がまた良いんですよ、ギャップ萌え・・・とはちょっと違うかぁ。