スピルバーグ監督作「激突!」主役に関して

「未知との遭遇」の項でも触れましたが、スピルバーグの恐怖感を煽る演出は本当に見事です。この作品でもそれは余すところなく発揮されていて、主役のトレーラーの恐ろしいことと言ったら。ざっと調べたところでは、この作品はジョーズよりも怖いという意見もあるようですね。ひょっとすると私のパニック映画嫌いは、この映画のせいかしら?

パニック映画嫌いの原因はさておき、今回レンタルで観直してみて、ある恐怖の源がこの作品にあることが判明しました。それは「アメリカの踏切の恐怖」です。アメリカの踏切って、どことなく頼りないというか、おおらかというか、アバウトというか・・、まぁとにかく日本の物とはかなり違う印象がありませんか?

10数年前家族でシアトルに旅行に行った時のこと。美味しいシーフード料理が食べたいと思い、海辺のレストランに向かっていたら線路を発見。アメリカで踏切なんて珍しいね〜と話している目の前で、警報機がカンカン鳴り始めました。

その時点で頭の中の警報機も鳴っていたような気がします。馴染みの日本の踏切ならば、おそらく警報機の鳴る中、だ〜っと走って渡っていたはず。渡りきる距離なんて微々たるものです。何せ単線でしたから。ただの珍しい物見たさだったのかもしれませんが、どちらかと言えば足がすくんで動けなかったような、そんな奇妙な感じを受けながら、遮断機が降りるのをぼ〜っと眺めていました。

日本でいうところの「開かずの踏切」ってのは、朝夕のラッシュ時に次々に何本も電車が来るので、いつまでたっても遮断機が上がらない、という状態です。アメリカのそれは違います。一本の列車、中でも貨物列車がとてつもなく長いのです。時にはキロ単位の長さにもなるとか。

そんな長さの列車がゴトゴトのろのろ、の〜んびりと横切る様を、最初は余裕で眺めていました。けれどもいつまでたっても列車が過ぎ去らない。イライラは次第に募っていく。やがてそのイライラが、どうしたことか恐怖に変わっていたのです。

レストランの予約をしていた訳ではありません。それなのに「早く渡らなきゃ、早く渡らないと、後ろから何か恐ろしい物が迫ってくる」そんな気がして、やたら後ろを振り返ってみたりと、とにかく遮断機が上がるまでの間の落ち着かなさに、自分でも不思議な気持ちがしていました。

「未知との遭遇」にも、この「激突!」にも、踏切待ちの恐怖のシーンがあります。どうやら「スピルバーグ、踏切、恐怖」のセットになった、いわゆるトラウマみたいのが、私の頭の中にできあがっているようです。ジョーズには踏切は出てきませんよね?いや、踏切なんて出てこなくても、私は絶対ジョーズは観ないわよっっ。
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そんなことがあったんですか

シアトルに旅行に行ってなかったら、トラウマの原因はわからずじまいだったかもしれませんね。
しかし「アメリカの踏み切り」限定でよかったかも?
アメリカに行ったことがない日本人の中に、実はケフコタカハシさんと同じ恐怖症で、自覚してない人もいそう…。

トラウマになるほど怖い作品と言えば「オープン・ウォーター」もヤバイですよ。「ジョーズ」で海嫌いになった方は、絶対観ちゃいけない作品です!

Re: そんなことがあったんですか

コメントありがとうです、宵乃さん。

> しかし「アメリカの踏み切り」限定でよかったかも?
> アメリカに行ったことがない日本人の中に、実はケフコタカハシさんと同じ恐怖症で、自覚してない人もいそう…。

観光でアメリカに行って踏切の遮断機が下りるのを経験することが、そもそも珍しいんじゃないかと思います。
周りに何にもない道路と線路と踏切だけというアメリカらしい(?!)風景、砂漠の中だとさらにムード満点。
残念ながら私が渡った踏切はもう少し周りが賑やかでしたが。

> トラウマになるほど怖い作品と言えば「オープン・ウォーター」もヤバイですよ。「ジョーズ」で海嫌いになった方は、絶対観ちゃいけない作品です!

実は私ほぼカナヅチでして。しかも海で溺れたことがあって・・・。
「オープン・ウォーター」観たくない作品リストに加えておきます。
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