「ブラックパンサー」観てきました
2018年 03月13日 23:41 (火)
もっと猫科の猛獣っぽいのかと思っていたら、割と人間でした。車に乗るブラックパンサー↓のシーンは秀逸。運転するんじゃなくて、そういう乗り方も黒豹ならではなんでしょうね。ゴリラがカッコ良かったので彼に★を進呈してヒゲハゲ満足度5点満点の4★★★★☆
アメリカという国に何が足りないか、わざわざ他人が指摘しなくても当人たちは重々承知しているんだな、とこの作品を観て感じました。
王族や王室ってのは歴史と伝統の象徴に他ならない、というのは誰にも異論はないでしょう。
それらを持たない国からすると憧れの物でもあるということも。
無くしてしまった国が多数ある中、維持していられる我が国は幸いですよね。
私は古今東西の王朝歴史作品が好きなので、こういう現代が舞台の王室権力闘争はなかなか新鮮でした。
科学力(=軍事力)が何より物を言うのはいつの時代も同じこと。
想像を越えた力を持つ物質ヴィブラニウムの産地ワカンダの新国王ブラックパンサーのラストの決断は見事、まさに英断だと思う。
不死身のスーツをまとったブラックパンサーことティ・チャラは、スーパーヒーローとして一人で大活躍しているという感触はありませんでした。
むしろ脇役の面々、特に女性陣がカッコいいのが私としては大満足。
国王からの求婚をソデにしちゃう女スパイとか、メカ担当のプリンセスだとか近衛兵の隊長さんとか皆ステキ。
近衛兵が全て女性ってのは、ひょっとして色々と最強なんじゃないの?笑
そしてワカンダ国内における異端派部族の長エムバクゴリラさん、器の大きさではブラックパンサーより彼の方が上じゃないかと私は感じました。
細かいことを語るとどうしてもネタバレになってしまうので、以下いつものあの方にご登場願いましょう。
ネタバレのお嫌いな方はこちらをポチッとしてお帰りください。→
物語の主軸になるのはワカンダの王権を巡る王の息子ブラックパンサーと、その従兄弟キルモンガーによるアリガチ跡目争い。
ブラックパンサーは父である先王に、どうして幼いキルモンガーを異国に置き去りにしたのかと激しく詰め寄るのですが、私はむしろ殺さなかっただけマシじゃないかと思ったんですよ。
殺して始末するというのが最も手っ取り早い解決方法のはず。
でも安易な方法というのは良い結果にはならない、生かしておいて有効活用するのが得策。
私の今まで見てきた王朝物語ではそれが定石でした。
新王ブラックパンサー(ティ・チャラ)の従兄弟キルモンガーは一個人の能力としては、新王よりも上だったのでしょう。
一人で孤独と闘いながら憎しみを原動力としてティ・チャラを追い詰めるまで成長したのですから。
けれども人間は一人で生きられる生き物ではありません。
多くの側近たちに支えられ最終的にはブラックパンサーが勝利するのは当然のことですけど、彼自身も周りの人々への感謝の気持ちを強く感じたのではないかと思います。
ブラックパンサーが一人で従兄弟キルモンガーの最期をひっそりと看取るのは、泣かせる演出でした。
主人公をより成長させるための適役キルモンガーの位置づけは、なかなか良く出来ていたように思います。
ここまで綴ってきて改めてブラックパンサーはスーパーヒーローってキャラでもないなぁと感じた次第、まさか続編とか作るんですかね?
アメリカという国に何が足りないか、わざわざ他人が指摘しなくても当人たちは重々承知しているんだな、とこの作品を観て感じました。
王族や王室ってのは歴史と伝統の象徴に他ならない、というのは誰にも異論はないでしょう。
それらを持たない国からすると憧れの物でもあるということも。
無くしてしまった国が多数ある中、維持していられる我が国は幸いですよね。
私は古今東西の王朝歴史作品が好きなので、こういう現代が舞台の王室権力闘争はなかなか新鮮でした。
科学力(=軍事力)が何より物を言うのはいつの時代も同じこと。
想像を越えた力を持つ物質ヴィブラニウムの産地ワカンダの新国王ブラックパンサーのラストの決断は見事、まさに英断だと思う。
不死身のスーツをまとったブラックパンサーことティ・チャラは、スーパーヒーローとして一人で大活躍しているという感触はありませんでした。
むしろ脇役の面々、特に女性陣がカッコいいのが私としては大満足。
国王からの求婚をソデにしちゃう女スパイとか、メカ担当のプリンセスだとか近衛兵の隊長さんとか皆ステキ。
近衛兵が全て女性ってのは、ひょっとして色々と最強なんじゃないの?笑
そしてワカンダ国内における異端派部族の長エムバクゴリラさん、器の大きさではブラックパンサーより彼の方が上じゃないかと私は感じました。
細かいことを語るとどうしてもネタバレになってしまうので、以下いつものあの方にご登場願いましょう。
ネタバレのお嫌いな方はこちらをポチッとしてお帰りください。→

物語の主軸になるのはワカンダの王権を巡る王の息子ブラックパンサーと、その従兄弟キルモンガーによるアリガチ跡目争い。
ブラックパンサーは父である先王に、どうして幼いキルモンガーを異国に置き去りにしたのかと激しく詰め寄るのですが、私はむしろ殺さなかっただけマシじゃないかと思ったんですよ。
殺して始末するというのが最も手っ取り早い解決方法のはず。
でも安易な方法というのは良い結果にはならない、生かしておいて有効活用するのが得策。
私の今まで見てきた王朝物語ではそれが定石でした。
新王ブラックパンサー(ティ・チャラ)の従兄弟キルモンガーは一個人の能力としては、新王よりも上だったのでしょう。
一人で孤独と闘いながら憎しみを原動力としてティ・チャラを追い詰めるまで成長したのですから。
けれども人間は一人で生きられる生き物ではありません。
多くの側近たちに支えられ最終的にはブラックパンサーが勝利するのは当然のことですけど、彼自身も周りの人々への感謝の気持ちを強く感じたのではないかと思います。
ブラックパンサーが一人で従兄弟キルモンガーの最期をひっそりと看取るのは、泣かせる演出でした。
主人公をより成長させるための適役キルモンガーの位置づけは、なかなか良く出来ていたように思います。
ここまで綴ってきて改めてブラックパンサーはスーパーヒーローってキャラでもないなぁと感じた次第、まさか続編とか作るんですかね?
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ブラックパンサー・・・・・評価額1750円
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ブラックパンサー
2018年04月11日 20:51
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【出演】チャドウィック・ボーズマン/マイケル・B・ジョーダン/ルピタ・ニョンゴ/ダナイ・グリラ/マーティン・フリーマン/ダニエル・カルーヤ/レティーシャ・ライト/ウィンストン・デューク/アンジェラ・バセット/フォレスト・ウィテカー/アンディ・サーキス
【公開日】2018年3月1日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
若き国王ティ・チャラ、また...
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こんばんは
2018年03月14日 21:28
Re: こんばんは
2018年03月20日 21:23
コメント&TBをありがとうです、ノラネコさん。
> マーベル映画の中でもトップクラスの快作でした。
> やっぱりこれはキャラクターが良いです。
> 敵も味方もみんなキャラ立ちしてるんですから。
> 続編は当然作られるでしょうから、チーム力を駆使してマーベル版の007を目指してもらいたいものです。
お〜なるほど確かに007っぽいメンバーですな。
シュリちゃんなんてまんまQですもんね。
このチームだけの話なら続編も観てみたいです。
> マーベル映画の中でもトップクラスの快作でした。
> やっぱりこれはキャラクターが良いです。
> 敵も味方もみんなキャラ立ちしてるんですから。
> 続編は当然作られるでしょうから、チーム力を駆使してマーベル版の007を目指してもらいたいものです。
お〜なるほど確かに007っぽいメンバーですな。
シュリちゃんなんてまんまQですもんね。
このチームだけの話なら続編も観てみたいです。
黒人ヒーロー
2018年04月11日 20:52
ケフコさんこんばんわ♪TB有難うございました♪
黒人主体のヒーローモノであったり、主人公よりも脇を支える側近系の人達の存在感の方が頭一つ出ていたりと、確かに今までのマーベル作品に無かったスタイルがあったと自分も思いましたね。・・それ故にドンパチ好みの自分はいささか物足りない部分もありはしたのですが・・^^;
でも諜報などに秀でたスパイ作風ヒーローはマーベルにはいないので、シリーズに新しい風を吹き込んでくれたとも思えば魅力も見応えも感じましたね。今月のインフィニティ・ウォーでまた陛下たちに会えますけども、個人的には親衛隊長のオコエさんが好きなので、彼女も活躍して欲しいな~とw
黒人主体のヒーローモノであったり、主人公よりも脇を支える側近系の人達の存在感の方が頭一つ出ていたりと、確かに今までのマーベル作品に無かったスタイルがあったと自分も思いましたね。・・それ故にドンパチ好みの自分はいささか物足りない部分もありはしたのですが・・^^;
でも諜報などに秀でたスパイ作風ヒーローはマーベルにはいないので、シリーズに新しい風を吹き込んでくれたとも思えば魅力も見応えも感じましたね。今月のインフィニティ・ウォーでまた陛下たちに会えますけども、個人的には親衛隊長のオコエさんが好きなので、彼女も活躍して欲しいな~とw
Re: 黒人ヒーロー
2018年04月14日 17:22
コメント&TBをありがとうです、メビウスさん。
> 黒人主体のヒーローモノであったり、主人公よりも脇を支える側近系の人達の存在感の方が頭一つ出ていたりと、確かに今までのマーベル作品に無かったスタイルがあったと自分も思いましたね。・・それ故にドンパチ好みの自分はいささか物足りない部分もありはしたのですが・・^^;
個のアクションというよりチーム戦という感じでしたよね。
> でも諜報などに秀でたスパイ作風ヒーローはマーベルにはいないので、シリーズに新しい風を吹き込んでくれたとも思えば魅力も見応えも感じましたね。今月のインフィニティ・ウォーでまた陛下たちに会えますけども、個人的には親衛隊長のオコエさんが好きなので、彼女も活躍して欲しいな~とw
一国の王にとってより重要な資質は、国王本人の戦闘能力<チームのリーダーとしての能力、だよなぁとリアルな感想を持っちゃいました。
> 黒人主体のヒーローモノであったり、主人公よりも脇を支える側近系の人達の存在感の方が頭一つ出ていたりと、確かに今までのマーベル作品に無かったスタイルがあったと自分も思いましたね。・・それ故にドンパチ好みの自分はいささか物足りない部分もありはしたのですが・・^^;
個のアクションというよりチーム戦という感じでしたよね。
> でも諜報などに秀でたスパイ作風ヒーローはマーベルにはいないので、シリーズに新しい風を吹き込んでくれたとも思えば魅力も見応えも感じましたね。今月のインフィニティ・ウォーでまた陛下たちに会えますけども、個人的には親衛隊長のオコエさんが好きなので、彼女も活躍して欲しいな~とw
一国の王にとってより重要な資質は、国王本人の戦闘能力<チームのリーダーとしての能力、だよなぁとリアルな感想を持っちゃいました。
やっぱりこれはキャラクターが良いです。
敵も味方もみんなキャラ立ちしてるんですから。
続編は当然作られるでしょうから、チーム力を駆使してマーベル版の007を目指してもらいたいものです。