ディーン、君がいた瞬間
2022年 08月31日 00:10 (水)
この作品、前からちょっと気になっていました。今回ロバート・パティンソン祭りで真っ先に観たいと思った作品です。きっちり髪をなでつけたレトロな造形のロバパティに ★を進呈してヒゲハゲ満足度5点満点で★★★★★
かつての私の愛犬の名前はジェイムズ一世(愛称ジミー)でした。
ジミーという名を聞いた半分くらいの人は「ジェームズ・ディーンのジミーちゃんね」と言ってくれたことが嬉しかった。
真っ黒で地味だからジミーだなんて本当のことは、誰にも明かしたことはありませんけどね。
ジェイムズ・ディーンの作品は「エデンの東」と「理由なき反抗」の2つだけ観たことがあります。
といってもクレジットとしてジェイムズ・ディーンの名前が出ているのは他に「ジャイアンツ」だけとのこと。
この「ジャイアンツ」も観てみたいと思っているのですが、なかなか機会がありません。
不遇な若者が己の知恵と才覚でチャンスをつかみ、のし上がっていく物語が私は好きです。
闇金ウシジマくんの映画シリーズなどもそうですし、古いところだと「スティング」とか「明日に向かって撃て」なんかも含まれるかと思います。
この作品もまさにそういう物語、しかもほぼ実話だったりするのが素晴らしい。
物語の主人公はジミーではなく、彼の姿をフィルムに残そうとする駆け出しカメラマンのデニス・ストック(ロバート・パティンソン)です。
芸能写真ではなく芸術性の高い物を撮りたい、本人の言葉によるといつまでもレッドカーペットでくすぶっていたくない、と願っているデニスはパーティで出会ったジミーに興味をひかれます。
このデニスとジミーのやりとりが、なかなか面白いの。
会話が噛み合っているようで噛み合ってなくて、二人とも自分の言いたいことだけ言ってるんです。
ジミーは最初の主演作品「エデンの東」が完成したばかりの駆け出しの俳優。
一方のデニスはというと気持ちだけが空回りする、芸術家志望のカメラマン。
どちらもアーティストの端くれなんですよ、そりゃ会話も噛み合わないでしょうよ。
それでもどこかで心が通じている、いわゆる魂が響き合っている、そういう関係なのがよくわかります。
故郷インディアナ州に向かう列車の中で、過去を語るジミーを神妙な顔で見守るデニスですが、最後にはあの最高のロバートスマイルで締めくくってくれるのです。
その後列車を降りインディアナでのジミーを捉えたデニスの写真は、映画史に残る物となります。
「僕がレンズの中に見たものを、もうすぐ世界が目撃する」とのデニスの言葉は本当になりました。
けれどもそれは、ジミーの事故死があってこそのことでもあるのです。
1955年の初めの彼らのほんの数ヶ月は、どれほど濃密な瞬間であったことか。
なんだか無性にジェイムズ・ディーンの作品が観たくなってきました。
いや、だから「ジャイアンツ」が観たいんだってば〜〜‼︎
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かつての私の愛犬の名前はジェイムズ一世(愛称ジミー)でした。
ジミーという名を聞いた半分くらいの人は「ジェームズ・ディーンのジミーちゃんね」と言ってくれたことが嬉しかった。
真っ黒で地味だからジミーだなんて本当のことは、誰にも明かしたことはありませんけどね。
ジェイムズ・ディーンの作品は「エデンの東」と「理由なき反抗」の2つだけ観たことがあります。
といってもクレジットとしてジェイムズ・ディーンの名前が出ているのは他に「ジャイアンツ」だけとのこと。
この「ジャイアンツ」も観てみたいと思っているのですが、なかなか機会がありません。
不遇な若者が己の知恵と才覚でチャンスをつかみ、のし上がっていく物語が私は好きです。
闇金ウシジマくんの映画シリーズなどもそうですし、古いところだと「スティング」とか「明日に向かって撃て」なんかも含まれるかと思います。
この作品もまさにそういう物語、しかもほぼ実話だったりするのが素晴らしい。
物語の主人公はジミーではなく、彼の姿をフィルムに残そうとする駆け出しカメラマンのデニス・ストック(ロバート・パティンソン)です。
芸能写真ではなく芸術性の高い物を撮りたい、本人の言葉によるといつまでもレッドカーペットでくすぶっていたくない、と願っているデニスはパーティで出会ったジミーに興味をひかれます。
このデニスとジミーのやりとりが、なかなか面白いの。
会話が噛み合っているようで噛み合ってなくて、二人とも自分の言いたいことだけ言ってるんです。
ジミーは最初の主演作品「エデンの東」が完成したばかりの駆け出しの俳優。
一方のデニスはというと気持ちだけが空回りする、芸術家志望のカメラマン。
どちらもアーティストの端くれなんですよ、そりゃ会話も噛み合わないでしょうよ。
それでもどこかで心が通じている、いわゆる魂が響き合っている、そういう関係なのがよくわかります。
故郷インディアナ州に向かう列車の中で、過去を語るジミーを神妙な顔で見守るデニスですが、最後にはあの最高のロバートスマイルで締めくくってくれるのです。
その後列車を降りインディアナでのジミーを捉えたデニスの写真は、映画史に残る物となります。
「僕がレンズの中に見たものを、もうすぐ世界が目撃する」とのデニスの言葉は本当になりました。
けれどもそれは、ジミーの事故死があってこそのことでもあるのです。
1955年の初めの彼らのほんの数ヶ月は、どれほど濃密な瞬間であったことか。
なんだか無性にジェイムズ・ディーンの作品が観たくなってきました。
いや、だから「ジャイアンツ」が観たいんだってば〜〜‼︎

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