Shall We ダンス ? と Shall We Dance ? 見比べてみた その1
2015年 04月19日 15:18 (日)
まずはオリジナルの1996年諏訪正行監督作品「Shall We ダンス ?」から観賞しました。面白かったですよ。脇役がしっかりしてて。竹中直人に渡辺えり子だなんて、日本を代表するような二人の名脇役ですもの、面白くない訳が無い。「気持ち悪い」この言葉に、もう本気でお腹かかえてゲラゲラ笑ってしまいました。
ドラマとしても、主人公のサラリーマン杉山(役所広司)や傷心のダンス教師舞(草刈民代)の心模様も良く描かれていたと思います。けど諸々の演出がなんだかとてもノロノログスグスしていて、もっとスピードアップできなかったのかなと感じました。だって上映時間が136分もあるのよ。20年前と今では時間感覚が違うのでしょうか?
それに草刈民代がほとんど踊ってくれないのも不満。ダンス映画なんだからきちんと美しいダンスを見せて欲しかった。ひょっとして踊れないの?んな訳ないよね?いやあるのかな?バレエと社交ダンスは違うから?物憂げに立ち尽すだけの彼女の姿がそんなに美しいですか?踊るプロなら踊ってこそ美しいのが本当の美しさだと思うんですが。私の美的感覚がずれてるのかなぁ。
そして極めつけが私の最も嫌いな、寂しがりやの愚かな女の登場です。コレが出てきた時点でアウト。寂しいからと言って主人公の足を引っ張る妻、もうサイテーですわ。グレるティーンエイジャーの方がよっぽどマシでしょ。なのでこの作品は私の中ではサイテーランクです。
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