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のぼう様の美しい敵役を讃える その1

2014年 07月13日 11:57 (日)

のぼうの城の一番の見所は、もちろん主役のぼう様の野村萬斎だと思います。けれど私は敵役である関白軍の面々が皆とても美しく造られていることに最も惹かれました。何しろ関白秀吉があの市村正親だなんて、あり得ないキャスティングでしょう。豊臣秀吉があんなに男前だったら日本の歴史は絶対変わっていたはず。

な〜んて、そんな野暮なつっこみはしません。「悪役は美しくなければならない」この名言は誰の物だったかわかりませんが、私も全くその通りだと思っています。その観点でいうと、この市村正親の秀吉も有りです。そしてその配下の三人の武将が、三者三様にバランスがとれていてこれまた見事に美しいのです。

石田三成という武将、私はわりと好きです。かつて流行った歴女と呼ばれた女性たちが好んだのは、伊達正宗、真田広之など敗軍の将だそうです。滅びゆく者の美しさ、敗者の美学のような物に魅力を感じるのは私も同じ。天下分け目の決戦・関ヶ原の戦いで反徳川の旗印を背負った石田三成は、敗軍の将日本代表と言っても過言ではないと思います。また長束正家と大谷吉継は石田三成と同様、関ヶ原の戦いで最期を迎える武将たち。まさに敗軍の将三傑といったところでしょうか。

この忍城攻めの年、石田三成は30歳でした。演じる上地雄輔もちょうどそのくらいの年齢です。大谷吉継や長束正家も30歳前後。演じる平岳大と山田孝之も同じく30歳前後。前途洋々たる戦国武将を前途洋々たる俳優たちが演じる、これですばらしい作品にならない訳がありません。
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