映画「タンポポ」感想

タンポポ
映画「タンポポ
作品情報



1985年の伊丹十三監督作品です。タンポポという名前の女性が、亡くなった夫のラーメン屋を立て直す物語。時代を先取りしているというのか、いや時代を作り出しているのかもしれない、と思わせるような作品。30年も前の話なのに、再建されたラーメン屋タンポポは、最近のグルメ雑誌に登場するようなオシャレな店となって、ラストに登場するのです。本当に驚きでした。

日本ではあまり興行成績が伸びなかったけれど、海外での評判が良く、この作品をきっかけにラーメン屋を始める人もいたとか。ということは、やはり昨今の世界各地のラーメンブームの火付け役だったのかも。

ラーメン屋再建の物語の合間に、食を巡るエピソードがたくさん挟まれています。小難しいフレンチレストランのメニューを皮肉った物、音を立てずにスパゲティを食べるマナーの話、スーパーに陳列されている果物やチーズを手で押しつぶす老婆、詐欺士の偽教授の北京ダック好きの話、そしてラストの極めつけに山芋の腸詰めを一緒に食べに行こうと言って息絶えるジゴロ。ジゴロの言葉に「わさび醤油が合いそうね」と返す情婦の台詞に、お腹抱えて笑ってしまいました。

いつも伊丹十三作品を観て感じるのは【愛】です。様々な物への愛です。人間への愛、生きることへの愛、死ぬことへの愛、そして食べるもの、ことへの愛。例の通り宮本信子への愛はもちろんですが、この作品では山崎努への愛も感じました。ヒロインのタンポポを支える彼がとてもカッコ良かった。お風呂に入っている最中もカーボーイハットをかぶったままなのが笑えます。

ラーメン好き、いえラーメンにとどまらず、食べることが好きなら観ておくべき作品だと思います。若くてピチピチで、ピチピチしたズボンをはいた渡辺謙も見所の一つですよ。

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ケフコタカハシ

Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

どーでもいい日常の記録
「チェックも縞のうち」


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「女の終活日記」
もよろしく。

現在の主な観察対象:山田孝之、ジェイソン・ステイサム
初恋の禿:ユル・ブリンナー
初恋の髭:デニス・ウィーバー
初恋の髯禿:ショーン・コネリー
大きくなったらなりたい物:仙人
将来の夢:一人暮らし
今一番行ってみたい場所:グランドキャニオンとラスベガス、香港
将来の希望:山田孝之の美白ヒゲを拝むこと

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