映画「スティーブ・ジョブズ」感想

パイオニアと呼ばれる人の進む道は、道無き道のいばら道。時には迷い時には傷つき、それでも他の道を行くことは許されない。だからこそ後進が続いて行ける道が開ける。


スティーブ・ジョブズ
映画「スティーブ・ジョブズ
作品情報



私がパソコンに親しむようになって、ちょうど20年くらいになります。
大阪にいる時にMacを使ったお絵描きやゲームをする、入門者向けの教室に少しだけ通いました。
そのせいもあって、その後の自分のマシンはずっとMacを使っています。
途中、兼業主婦をしていた時には、止むなくWindows機を使ってはいましたが、どうにも馴染めませんでした。

知人にはコアなMacユーザーも複数いて、そういう人たちと会うと必ず話題になるのがMacのフォントの充実度です。
とはいえ、どうしてMacではフォントが豊富なのか、なぜそこまでフォントにこだわるのか、今まで誰も明確には答えてくれませんでした。
今回この映画を観てようやくその答えを得られたような気がします。

映画の中のエピソードとして、主人公スティーブ・ジョブズが新しいマシンの開発者たちに「フォントの大切さがわからないならクビだ」みたいな発言をする場面があります。

ひょっとすると、知人のMacユーザーたちはなぜフォントにこだわりがあるのか、知っていたのかもしれません。
そんなこと言葉にするのは無粋、そういう意図だったのかも、とも思います。
けれども私は敢えてその理由を言葉にしてみたいと思います。

映画の序盤にジョブズはカリグラフィーのことに興味を抱いていました。
人間の知性の象徴ともいえる文字を美しく飾る、この行為にきっと人間の人間たる物を感じたのだと思います。
文字はただの記号ではない、少しでも美しい文字にしたい、たとえそれが機械の打ち出す物であっても。
だからこそ彼はフォントにこだわったのではないかと、私は思いました。

効率を最優先にするならば、無駄なフォントなど入れない方が良いのは確かです。
でもそれでは人間らしさが失われてしまう。
効率の良さよりも美しさを優先させる、こういうオルタナティブな考え方の人間がいる限り、機械が人間より優位に立つような世界にはならないと感じました。
スティーブ・ジョブズよ本当にありがとう。


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Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

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