2015.10.05
映画「利休にたずねよ」感想
男は死ぬ性、女は生きる性。どんな美も生きる女の美しさにはかなわない。2013年12月の劇場公開時に観に行きました。初見の感想はコチラ。
今回二度目に観て感じたのは「秀吉が男前過ぎる」ではなくて「醜くも美しくもない」ってのがキャスティングのキモなのかもということ。
醜いなら醜いなりに秀吉(の顔にも人間性にも)に味わいが出てくるだろうし、何より美しい物に対するはっきりとしたコンプレックスが本人に自覚できるはず。
それが自覚できれば、美しい物に対する距離感も計れるだろうに。
可もなく不可もない面だから、美しい物に対する距離感がうまく取れない、そういう秀吉像としての大森南朋ならアリかと。
生涯美しい物を追い求めた市川海老蔵演じる千利休は、利休自身がとても見目麗しかったです。がしかし
そんな彼は花や鳥や風や月、様々な物に美を見出したかもしれないけれど、一番身近にあった美に気が付かないなんて、まさに青い鳥症候群じゃありませんか。
あー、それともあの高麗から来た女性(利休の初恋の人)以外の女には美を感じられなかった、ってことなんでしょうかね。
目の動きだけで喜怒哀楽を表現してしまう市川海老蔵も見事ですが、楚々とした中谷美紀の一瞬で恐ろしい形相に変わる演技も素晴らしいです。
結末としては、中谷美紀の勝ち〜、と二度目もやっぱり思ってしまった。
主役市川海老蔵の熱演を、ラストに全部かっさらっていった中谷美紀は、本当に怖いくらいに美しいです。
美しい物好きな方には絶対オススメ。
美しい物が好きな人も嫌いな人も↓ポチッとよろしく。

しかし鬚禿観察日記をつけるようになって1年半、まさか自分が禿になる日が来ようとは。
今回二度目に観て感じたのは「秀吉が男前過ぎる」ではなくて「醜くも美しくもない」ってのがキャスティングのキモなのかもということ。
醜いなら醜いなりに秀吉(の顔にも人間性にも)に味わいが出てくるだろうし、何より美しい物に対するはっきりとしたコンプレックスが本人に自覚できるはず。
それが自覚できれば、美しい物に対する距離感も計れるだろうに。
可もなく不可もない面だから、美しい物に対する距離感がうまく取れない、そういう秀吉像としての大森南朋ならアリかと。
生涯美しい物を追い求めた市川海老蔵演じる千利休は、利休自身がとても見目麗しかったです。がしかし
そんな彼は花や鳥や風や月、様々な物に美を見出したかもしれないけれど、一番身近にあった美に気が付かないなんて、まさに青い鳥症候群じゃありませんか。
あー、それともあの高麗から来た女性(利休の初恋の人)以外の女には美を感じられなかった、ってことなんでしょうかね。
目の動きだけで喜怒哀楽を表現してしまう市川海老蔵も見事ですが、楚々とした中谷美紀の一瞬で恐ろしい形相に変わる演技も素晴らしいです。
結末としては、中谷美紀の勝ち〜、と二度目もやっぱり思ってしまった。
主役市川海老蔵の熱演を、ラストに全部かっさらっていった中谷美紀は、本当に怖いくらいに美しいです。
美しい物好きな方には絶対オススメ。
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しかし鬚禿観察日記をつけるようになって1年半、まさか自分が禿になる日が来ようとは。
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