ラッセル・クロウ主演「ロビン・フッド」感想
2015年 10月14日 00:05 (水)
ラッセル・クロウ祭りです。序盤はなかなか良い感じだったのに、まさかのラストに空いた口がふさがりませんでした。以下思いきりネタばれしてます。ご注意ください。
グラディエーターを観て以来、歴史コスプレ趣味が再燃してきて、もっぱらそっち系の作品をあさってます。
中世イングランドの伝説の人物ロビン・フッドは、歴史的事実と絡ませれば自在なキャラになりうる、フィクションにはもってこいな存在で、過去何度も映像化されています。
作品冒頭のいくつかの場面からは、リチャードとジョンの兄弟のイギリス王室内の権力争い、というありきたりな展開なのかと、あまり期待しませんでした。
けれども貧しい農民の出であったロビン・ロングストライドがロクスビー卿の息子のふりをする、というサスペンスタッチな滑り出しに、ついつい興味をそそられることに。
さらにはフランス王の間者として現れたのが「キングスマン」でマーリン役をやっていた美禿のマーク・ストロングだったので、それを目にした瞬間「きゃ〜〜麗しの禿騎士だわ〜〜!」と一気にテンションはMAX!

こういうコスプレ大好き〜♪このピッカリ美しい禿を見せるため、一切兜をつけないのが良いのです。
薄暗い森の中で彼の頭だけがピッカリ光っているのが、ドキドキするくらい嬉しい。
彼の禿の美しさを理解した上での、そういう演出が本当に嬉しい。
主人公ロビンの射た矢に付けられた、頬の傷跡がゾクゾクするくらい嬉しい。
歩くと剣などの金属音がカチャカチャ聞こえるのが、キャプテンハーロックを思い出させ、ニヤニヤしてしまうくらい嬉しい。
こんなに美しい禿の悪役なんて、今まで見たことなくて、兎に角「嬉しい」気持ちが胸一杯になり、幸せ幸せ〜〜♪
またフランス王の姪という役柄で、レア・セドゥも出ていて、こちらも嬉しい要素に加わって、この作品への期待度はみるみるうちに上がっていきました。ところが
ラスト20分くらいから、雲行きが怪しくなってきたんですよ。
圧政を敷くジョン王に抗うために挙兵したはずのロビン・フッド、いつの間にかこのジョン王と一緒にフランス軍と戦ってます。
で、このフランス軍と戦うどこかで観たことあるようなCG多用の戦闘シーンに、何故だか女性のマリアンがしゃしゃり出て来るし。
その後このフランス軍を撃退した戦の功労者であるロビン・フッドのことを「余は認めない」とか言うジョン王の唐突なシーンが挟まれて。
そんなジョン王から逃れるために、森に潜んで暮らすのも悪くない、みたいなこと言うマリアンのナレーションで終るの。
なんじゃそりゃ?
国を守ったヒーローに、どうして森に隠れ住むことを強いるワケ?
まさかそこからシャーウッドの森のロビン・フッドになるってこと?
悪い者から金を盗んで、貧しい物へ施すという、さらに正義の行動を盛っていくの?
だとしたら、あまりにくどすぎ欲張り過ぎ。
ジョン王の圧政と戦った、それだけで十分正義の行為だと思うんだけど。
死んだと思っていたリチャードライオンハートが実は生きていて、最後に登場してメデタシめでたしじゃダメなの?
とってつけたような強引なオチに、何かしらの大人の事情でもあったのかと、アレコレ勘ぐりたくなってしまいましたよ。
ラストにこんなにガッカリさせられた作品はこれが初めてかも。
期待度が上がりすぎたんでしような、きっと。
くどくどとした愚痴を最後まで読んでくださりありがうございます。
せめてもの慰めに、こちら↓をポチッとしていただけると嬉しいです。

(C)2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
映画「ロビン・フッド」
作品情報
グラディエーターを観て以来、歴史コスプレ趣味が再燃してきて、もっぱらそっち系の作品をあさってます。
中世イングランドの伝説の人物ロビン・フッドは、歴史的事実と絡ませれば自在なキャラになりうる、フィクションにはもってこいな存在で、過去何度も映像化されています。
作品冒頭のいくつかの場面からは、リチャードとジョンの兄弟のイギリス王室内の権力争い、というありきたりな展開なのかと、あまり期待しませんでした。
けれども貧しい農民の出であったロビン・ロングストライドがロクスビー卿の息子のふりをする、というサスペンスタッチな滑り出しに、ついつい興味をそそられることに。
さらにはフランス王の間者として現れたのが「キングスマン」でマーリン役をやっていた美禿のマーク・ストロングだったので、それを目にした瞬間「きゃ〜〜麗しの禿騎士だわ〜〜!」と一気にテンションはMAX!

こういうコスプレ大好き〜♪このピッカリ美しい禿を見せるため、一切兜をつけないのが良いのです。
薄暗い森の中で彼の頭だけがピッカリ光っているのが、ドキドキするくらい嬉しい。
彼の禿の美しさを理解した上での、そういう演出が本当に嬉しい。
主人公ロビンの射た矢に付けられた、頬の傷跡がゾクゾクするくらい嬉しい。
歩くと剣などの金属音がカチャカチャ聞こえるのが、キャプテンハーロックを思い出させ、ニヤニヤしてしまうくらい嬉しい。
こんなに美しい禿の悪役なんて、今まで見たことなくて、兎に角「嬉しい」気持ちが胸一杯になり、幸せ幸せ〜〜♪
またフランス王の姪という役柄で、レア・セドゥも出ていて、こちらも嬉しい要素に加わって、この作品への期待度はみるみるうちに上がっていきました。ところが
ラスト20分くらいから、雲行きが怪しくなってきたんですよ。
圧政を敷くジョン王に抗うために挙兵したはずのロビン・フッド、いつの間にかこのジョン王と一緒にフランス軍と戦ってます。
で、このフランス軍と戦うどこかで観たことあるようなCG多用の戦闘シーンに、何故だか女性のマリアンがしゃしゃり出て来るし。
その後このフランス軍を撃退した戦の功労者であるロビン・フッドのことを「余は認めない」とか言うジョン王の唐突なシーンが挟まれて。
そんなジョン王から逃れるために、森に潜んで暮らすのも悪くない、みたいなこと言うマリアンのナレーションで終るの。
なんじゃそりゃ?
国を守ったヒーローに、どうして森に隠れ住むことを強いるワケ?
まさかそこからシャーウッドの森のロビン・フッドになるってこと?
悪い者から金を盗んで、貧しい物へ施すという、さらに正義の行動を盛っていくの?
だとしたら、あまりにくどすぎ欲張り過ぎ。
ジョン王の圧政と戦った、それだけで十分正義の行為だと思うんだけど。
死んだと思っていたリチャードライオンハートが実は生きていて、最後に登場してメデタシめでたしじゃダメなの?
とってつけたような強引なオチに、何かしらの大人の事情でもあったのかと、アレコレ勘ぐりたくなってしまいましたよ。
ラストにこんなにガッカリさせられた作品はこれが初めてかも。
期待度が上がりすぎたんでしような、きっと。
くどくどとした愚痴を最後まで読んでくださりありがうございます。
せめてもの慰めに、こちら↓をポチッとしていただけると嬉しいです。

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祝!ラッ・クロ祭り
2015年10月20日 12:06
Re: 祝!ラッ・クロ祭り
2015年10月20日 21:00
コメントありがとうです、ひらで〜さん。
> でも、古装劇の方が断然カッコいいラッ・クロさんと
> 悪役の方が断然光る(別の意味でもね)マーク・ストロングが
> 楽しめただけで、好し♪としました(笑)
鎧兜が似合う男性って素敵ですよねぇ。
あ、マーク・ストロングは兜は似合わないってことになるのか。笑
> でも、古装劇の方が断然カッコいいラッ・クロさんと
> 悪役の方が断然光る(別の意味でもね)マーク・ストロングが
> 楽しめただけで、好し♪としました(笑)
鎧兜が似合う男性って素敵ですよねぇ。
あ、マーク・ストロングは兜は似合わないってことになるのか。笑
ラスト、私もえ?って感じでしたわ(笑)
でも、古装劇の方が断然カッコいいラッ・クロさんと
悪役の方が断然光る(別の意味でもね)マーク・ストロングが
楽しめただけで、好し♪としました(笑)