モノレールという不思議な乗り物

モノレールの出てくる作品を二つ観ました。一つは2004年柳楽優弥主演の「誰も知らない」もう10年も前のことになるんですね、カンヌ映画祭での主演男優賞受賞ってのは。暗い話はキライなので、覚悟して観たのですが、全然暗くなかったです。扱われているテーマは確かに重いけれど、そのぶんすごくタフな印象で、観終わって生きる勇気をもらったような気がしました。出てくるモノレールは羽田空港へ向かう東京モノレール、空への憧れの道筋といった位置づけで使われています。

もう一つの作品は松田翔太主演「イキガミ」2008年。出てくるモノレールは千葉モノレール。懸垂型モノレールとしては世界最長の営業距離なんだそうです。懸垂型というのは簡単に言うとレールにぶら下がっているモノレールってことです。私は前述の東京モノレールも、こちらの千葉モノレールもどちらも乗ったことがあるのですが、モノレールってのは一種独特の雰囲気のある乗り物ですよねぇ。特に懸垂型ってのは正直とってもアレなんですわ。

この「イキガミ」という作品は、1/1000の確率で選ばれた若者の命を強制的に奪う、国家繁栄維持法という物が施行された世界が舞台の物語。なんだかとっても不穏で不安な世界ですが、その世界観を表すのにこの懸垂型モノレールがとても上手く使われているんです。いやぁホント見事にはまってますよ。だって、すご〜く不安を感じましたもの、私がこの懸垂型モノレールに乗った時には。

山田孝之祭りのために「イキガミ」をレンタルしました。松田翔太の兄、松田龍平と山田孝之は同い年です。つまり松田翔太の方が山田孝之より年下なんだけど、彼の方が年上に見えるのは何故?山田孝之が幼く見えるのか?松田翔太が老けて見えるのか?両方だなきっと。

この二人が直接からむシーンが、おそらく一番のクライマックスのはずなのに、今イチ盛り上がらないんですわ。松田翔太は死亡予告証イキガミを届ける公務員という役、山田孝之はそれを受け取る役です。私の一番嫌いな(笑)コ汚い軟派野郎の山田孝之が、死亡予告を知り愕然とするも、目の見えない妹に自分の角膜を提供しようと、あれこれ手を尽くす。その願いを危うくぶち壊すところだったため、規則を犯して彼に協力する松田、という設定。

私の一番嫌いなコ汚い軟派野郎山田孝之(←しつこい)が「死にたくない」と最期に泣き崩れるシーンがあるのですが、えらくサラッと済まされちゃってます。死亡予告証を届けるという自分の役割に少しずつ疑問を抱き始める松田も、あまり深く悩んでいるようには見えない。ヒューマンドラマって銘打つんなら、もう少し深い演技を見せてくれても良かったと思うんですが。
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ケフコタカハシ

Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

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「チェックも縞のうち」


闘病記の
「女の終活日記」
もよろしく。

現在の主な観察対象:山田孝之、ジェイソン・ステイサム
初恋の禿:ユル・ブリンナー
初恋の髭:デニス・ウィーバー
初恋の髯禿:ショーン・コネリー
大きくなったらなりたい物:仙人
将来の夢:一人暮らし
今一番行ってみたい場所:グランドキャニオンとラスベガス、香港
将来の希望:山田孝之の美白ヒゲを拝むこと

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