映画「オールウェイズ」感想

2度目の観賞です。ファンタジーのスピルバーグ、これはあくまでも私の個人的な見解。ヘプバーンファンならこの作品は必見でしょう。ラブロマンスに留まらない、親しい人との死別の悲しみを乗り越えるドラマ、という普遍的な物語だと思います。


オールウェイズ
映画「オールウェイズ
作品情報



宵乃さん主催のブログDEロードショーへの参加です。今回のお題はファンタジーということで、これを選びました。宵乃さんのブログ『忘却エンドロール』はコチラ
スピルバーグの作品には、必ず鏡以外の何か(窓ガラスであったりピカピカの車のボンネットであったり)への映り込みのシーンが必ず一つは出てきます。
この作品の場合は、飛行機の計器類のガラスに映り込むヒロインの顔でした。

以下、ネタばれ気味にざっっっくりとしたストーリーを紹介すると、

飛行機による山火事の消化活動をしているパイロットのピートは、ドリンダの誕生日にプレゼントを用意しサプライズパーティを開いて、彼女の愛を獲得します。
ピートの仕事は危険な物だからと、消防学校の講師へ転職を勧めるドリンダ。
ケンカしつつも話し合いがついた矢先、すぐさまピートは火災現場へと向かうことに。
現場で相棒アルのピンチを救ったピートでしたが、今度は自分の機が爆発、帰らぬ人となります。

その後天国でハップという名の天使に会い、新米パイロットのテッドにインスピレーションを与える(背後霊になるってことですな)という命を受け、地上に戻ってきたピート。
ところが、あろうことかテッドはドリンダに一目惚れしてしまうのでした。
ピートのことが忘れられないドリンダ、ドリンダに一途につくすテッド、そんな二人の様子に苦悶するピートは・・・。
【以下略】


とまぁ、死に別れた恋人に未練たらたらなユーレイ男というありがちな筋立てです。
日本公開時が「ゴーストなんたら」という良く似た作品と重なってしまったためか、興行的にはあまり良くなかったらしい。

作品要素としてはラブロマンスが40%、ユーレイファンタジー30%、消防飛行士のアクション30%といったところでしょうか。
火災現場に突っ込んで行く飛行機の映像は迫力があります。ちょっとヤリ過ぎと思えるくらいに。
なので要素が盛りだくさんという見方もありますが、裏を返せばポイントが若干定まってないようにも感じられるんですわ。

また余計なお世話かもしれませんが(笑)ラブロマンスメインにしては、主人公のピートがいくらか年がいってるのがマイナスとも思えるの。
ただしテッドがその分男前ですけどね、若くて背が高くて、人間の器もかなり大きそうで。
ピートの話ばかりするドリンダのことを、だまって暖か〜く見守っているテッドの姿は、本当に素敵でした。
包容力があって落ち着いていて、私はピートより絶対テッドの方がタイプです。

一回目に観た時には、ドリンダが無理やり飛行機で飛び立つというラストの行為が、トンデモ女の意味不明なわがままにしか思えなかった私。
2度目の今回は少し見方が変わりました。彼女はピートと一緒に飛びたかったのかもしれないと。
序盤にドリンダとピートが口喧嘩をする場面で「私も一緒に飛びたいのよ」という台詞がありましたから。

何かに導かれるようにして飛行機に飛び乗り(ドリンダは貨物飛行機ライセンスはある)ピートと同じ消火活動をすることで、彼の気持ちを知ろうとしたようにも見える。
ひょっとしたら、すぐ傍らにあるピートの存在を感じていたのかも。
ピートは「愛してる」という言葉を聞かせてはくれなかったけれど、ピートに「愛されていた」ということを確信することができた、そのために必要な行為だったのかな、と。

結末は特段どんでん返しがあるワケでもなく、予想通りに終ります。
ピートの死を受け入れ新しい未来に踏み出すドリンダと、それを見守るピートが本当に切ない。
名曲「煙が目にしみる」が見事にマッチしていました。

ピートを地上に帰らせる天使ハップを演じているのがオードリー・ヘプバーンです。
これが彼女の遺作となったのですが、その最後の役が天使というのは、本当にオードリーらしい。
スピルバーグのたっての頼みに応じての出演とのことで、まさにグッジョブ!スティーブンです。どんだけ上から目線なのよ私。笑

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No title

>スピルバーグの作品には、必ず鏡以外の何かへの映り込みのシーンが~

言われるまでまったく気付かなかったです。
そういえば「ジュラシック・パーク」でもステンレスの扉に映る女の子に向かって恐竜が突っ込んでいくシーンがありました!

>ピートの話ばかりするドリンダのことを、だまって暖か〜く見守っているテッドの姿は、本当に素敵でした。

確かに素敵ですね~。この作品はぼんやりしか覚えてませんが、再見する気があまり起きないのは主人公に魅力を感じなかったからかも…。
でも、オードリーの天使は見直したいんですよ。本当に最後まで美しい人でした。スピルバーグ監督様様です!

一作品目のご参加ありがとうございました♪

Re: No title

コメントありがとうです、宵乃さん。

> そういえば「ジュラシック・パーク」でもステンレスの扉に映る女の子に向かって恐竜が突っ込んでいくシーンがありました!

おお、ステンレスの扉ですか。次観る時にはチェックしてみますね。

> この作品はぼんやりしか覚えてませんが、再見する気があまり起きないのは主人公に魅力を感じなかったからかも…。

全く同感。ヒゲ好きの私が言うのもなんですが、ピートはただのヒゲおっさんですから、地味過ぎですわ。

はじめまして☆

私のブログにご訪問くださり、有難うございました☆
いつも宵乃さんとのやり取りを読ませて頂いていました。
ケフコさんと同世代のmiri(みり)と申します、どうぞ宜しくお願い致します(ペコリ)。

この映画は5年前に見て少しは覚えています。
ファンタジー企画にふさわしい作品ですネ♪

>なので要素が盛りだくさんという見方もありますが、裏を返せばポイントが若干定まってないようにも感じられるんですわ。

若干、ではないと思います(笑)。 
中途半端な・・・でもまぁそんなに悪くはないという感じでした☆

>ひょっとしたら、すぐ傍らにあるピートの存在を感じていたのかも。

感じていたに違いないと思います☆

>ピートを地上に帰らせる天使ハップを演じているのがオードリー・ヘプバーンです。
>これが彼女の遺作となったのですが、その最後の役が天使というのは、本当にオードリーらしい。

本当に素晴らしい役柄で、ご遺作で、彼女の良いとこ全部出ている感じでした・・・短い時間でも、年齢が高くなっていても・・・。

ところで、山田孝之さんがお好きなのですね~!
私も昔(15年くらい前)は大好きでした♪
テレビドラマの「ロング・ラブレター ~漂流教室~」とか、洋介も大好きだったので・・・。
今は二人とも特に好きではないけど、かなり良い俳優さん達だと思っています。

「闇金ウシジマくん」という映画はたまにオンエアしているけど見た事ないので、いつか見てみますね~。
では、今後も、もし良かったら、お付き合いくださいね~☆


.

Re: はじめまして☆

コメントありがとうです、miriさん。
また、お返事遅くなり申し訳ありません。

> 中途半端な・・・でもまぁそんなに悪くはないという感じでした☆
> 本当に素晴らしい役柄で、ご遺作で、彼女の良いとこ全部出ている感じでした・・・短い時間でも、年齢が高くなっていても・・・。

正直なところ、ヘプバーン目当てでもないと、オススメはできない作品ですよね。
でも、観ても損はない良い作品だと思います。

> ところで、山田孝之さんがお好きなのですね~!
> 私も昔(15年くらい前)は大好きでした♪
> テレビドラマの「ロング・ラブレター ~漂流教室~」とか、洋介も大好きだったので・・・。
> 今は二人とも特に好きではないけど、かなり良い俳優さん達だと思っています。

若い頃の彼にはあんまりピンと来なかったんですよ。何せ私は老け専なので。笑

> 「闇金ウシジマくん」という映画はたまにオンエアしているけど見た事ないので、いつか見てみますね~。
> では、今後も、もし良かったら、お付き合いくださいね~☆

若い頃の爽やか山田孝之からは想像もできないような、闇の王子様っぷりをご堪能あれ。
コチラこそ、末永くよろしくお願いします。
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プロフィール

ケフコタカハシ

Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

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「チェックも縞のうち」


闘病記の
「女の終活日記」
もよろしく。

現在の主な観察対象:山田孝之、ジェイソン・ステイサム
初恋の禿:ユル・ブリンナー
初恋の髭:デニス・ウィーバー
初恋の髯禿:ショーン・コネリー
大きくなったらなりたい物:仙人
将来の夢:一人暮らし
今一番行ってみたい場所:グランドキャニオンとラスベガス、香港
将来の希望:山田孝之の美白ヒゲを拝むこと

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