「羅生門」Blu-ray入手しました

カテゴリに「持っているソフト」というのを追加しました。と言ってもこのテンプレートだとカテゴリ表示がないので、あんまり意味ないんですけどね。


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この作品を最初に観たのは、まだ学生の頃だったろうと思います。
おそらくテレビ放映での観賞だったはず。
高校の現国の時間に芥川龍之介の小説「羅生門」を読んだばかりだったので、興味を引かれました。
当時の現国の先生、通称『行かず後家のマリコさん』から、同じタイトルの映画が名作だから一度は観ておくべし、みたいなことも聞いていたように記憶しています。

主演の三船敏郎(その頃60歳くらい)に関して当時の私は、軍服の似合う素敵なおじ様、という認識でした。
けれどもこの作品では、そんな素敵なおじ様感は全くなくて、とてもギラギラした目の若者だったことに驚きました。
そりゃそうでしょ、何しろ公開してから30年ほど経ってるんですから。笑

ちょうど30歳くらいの三船敏郎が、本当にカッコ良くてドキドキしました。
な〜んて言い方じゃぬるいっっ。
この作品の三船敏郎を観て、初めて私は男のエロスという物を意識したのです。
物語序盤に寝転がって侍の夫婦が通り過ぎるのを、チラリと見上げる彼のしどけない様子に、どうしてだか胸がときめいてしまい、不思議な思いに囚われました。
そんな気持ちになっていることを、一緒に観ている家族に悟られはしないかと、違った意味でもドキドキしました。

今観ても、この大木にもたれて侍夫婦を見送る多襄丸は、たまらなくセクシー。
白黒なのが余計に想像力をかき立てるのかもしれません。
登場直後は、いかにも盗賊らしく荒っぽい言葉遣いと落ち着きのない多襄丸の態度に、うわぁ〜あの軍服の似合うおじ様、若い頃はこんなにギラギラしてたんだ〜と新鮮な驚きを感じていました。ところが

侍に声をかけるシーンでの「どうです?立派なもんでしょう?」の台詞に、おおっ!この声はまさしくあの軍服の似合うおじ様だわ、と納得した(?!)のです。
今回見直した時にも、この口調の礼儀正しさにドキリとしました。
近頃の若者言葉で言うとギャップ萌えというアレなのかもしれません。
それまで荒くれ者にしか見えなかった多襄丸が、急にかしこまった物言いになるので意表をつかれるのです。

一人の侍の殺人事件を、関わった3人の視点からそれぞれ描いたこの物語。
まさにサスペンスのお手本のような作品です。
印象的な台詞もたくさん出てきます。

「人間がそんなに罪深いものだとは考えたくない」「人間というやつは自分に都合の悪いことは忘れちまう」「都合のいい嘘を本当だと思ってる、その方が楽だからな」「人という人が信じられなくなったらこの世は地獄だ」「人間のすることなんて全く訳がわからねぇ」「おぬしのおかげで人を信じていくことができそうだ」・・・・

映画好きならば必見の古典作品だと思います。未見の人は是非ゼヒ。

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theme : 映画感想
genre : 映画

ギラギラしてましたよね

見応えある作品だということと、三船さんのギラギラした感じが印象に残ってます。
若い頃からその魅力に気付いていたとは、さすがケフコさん!
確かに、あの奥さんを見ていたシーンの彼は、男のエロスが漂ってました。…私はそこがちょっと苦手だったりするんですが(汗)
おじ様になってからの方が好みです。

あと、ケフコさんが挙げてらっしゃる印象的なセリフを読んでいたら、結構思い出してきました。見終わって、思わず考え込んでしまうような作品ですよね~。色褪せない名作です!

TBはなかなか届きません(^_^;)

この三船は魅力的ですね。
というか、今作に限らず、三船ってやっぱりスゴイ役者だったな~としみじみ思います。
男が見ても色っぽいと思いますよ。

うん

数年前に観ました。

三船敏郎のかっこよさも凄かったですが、ケフコタカハシさんのおっしゃるとおり、台詞が印象的で、ノックアウトされました。ふらふらになったのです。
凄いものを観てしまった!と思いました。

また、、、
人物の白い顔に葉の影が映り、それがゆらゆら揺れるのが妙になまめかしかったのを覚えています。エロいというか。

「三船敏郎」といったら、これですよねー。
原作もすばらしいですが、この映画は原作を上回っているのでは?(別物?)
子供の頃から幾度も観ました。
DVDも持っていますよ!

Re: ギラギラしてましたよね

コメントありがとうです、宵乃さん。

> おじ様になってからの方が好みです。

私も幼い頃から老け専だったので、素敵なおじ様の三船敏郎が好きだったんですよ。
でも最近になって若い頃の彼も良いなと思うようになりました。

逆の観点から山田孝之には早く老け役をやってほしいなとも思っているんです。
白人さんなら50歳くらいでも白ヒゲが似合うんですけど。
ショーン・コネリーなんて40半ばで白ヒゲだったし。
日本人だと60歳以上にならないと貫禄つきませんものねぇ。
頑張って長生きしゃなきゃ。

Re: TBはなかなか届きません(^_^;)

コメントありがとうです、バニーマンさん。

> 男が見ても色っぽいと思いますよ。

おお、そうなんですね。
届かないのひょっとしてUNCLEのトラックバックですかね?
私も毎日のように送信してるんですけど、なんでコレだけ届かないんだろ。
他のはサクッと開通したのに、ほんと不思議だわ。

Re: うん

コメントありがとうです、きたあかりさん。

> 三船敏郎のかっこよさも凄かったですが、ケフコタカハシさんのおっしゃるとおり、台詞が印象的で、ノックアウトされました。ふらふらになったのです。
> 凄いものを観てしまった!と思いました。

昔の作品て、ストレートかつシンプルですものね。

> 人物の白い顔に葉の影が映り、それがゆらゆら揺れるのが妙になまめかしかったのを覚えています。エロいというか。

ああー、わかります、わかります、それ。
影が揺れているだけなのに、なんでこんなにエロチックなの?そう感じる自分がおかしいの?と思ってしまうの。
白黒だから、想像力が余計にかきたてられるのかもしれません。

Re: タイトルなし

コメントありがとうです、つかりこさん。

> 「三船敏郎」といったら、これですよねー。

「七人の侍」が4Kだか何だかの、より綺麗な映像になって蘇ったそうですね。
ちょっと気になってます。

「七人の侍」の三船もいいですよねー。
あれは、別の意味で三船演技の貴重な1本ですよね。
あんな快活な三船敏郎は、後にも先にもあれだけでは?

Re: タイトルなし

コメントありがとうです、つかりこさん。

> 「七人の侍」の三船もいいですよねー。
> あれは、別の意味で三船演技の貴重な1本ですよね。
> あんな快活な三船敏郎は、後にも先にもあれだけでは?

何しろ名前が菊千代ですものね。
彼の持っている刀が確か普通よりちょっと長いんですわ。
やっぱり観に行こうかな、午前10時の映画祭。
うちからはいくらか不便なとこでしかやってないのが難点だわ・・・。
Secret

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プロフィール

ケフコタカハシ

Author:ケフコタカハシ
半世紀を越える人生のほとんどを西洋かぶれで過ごしてきた主婦。ここ2年ほど山田孝之演じる実写版ウシジマくん中毒。「闇金ウシジマくんthe final」13回観ました。バイバイウシジマなんて言いませんからね〜!

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「チェックも縞のうち」


闘病記の
「女の終活日記」
もよろしく。

現在の主な観察対象:山田孝之、ジェイソン・ステイサム
初恋の禿:ユル・ブリンナー
初恋の髭:デニス・ウィーバー
初恋の髯禿:ショーン・コネリー
大きくなったらなりたい物:仙人
将来の夢:一人暮らし
今一番行ってみたい場所:グランドキャニオンとラスベガス、香港
将来の希望:山田孝之の美白ヒゲを拝むこと

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