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大河ドラマ「真田丸」第24回感想

2016年 06月20日 00:05 (月)

「もしワシが20年早く生まれていれば」伊達政宗のこの言葉、同い年のゲンジローも心の中に隠している思いなのでしょうか。


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黙って伊達政宗を見つめるゲンジローの胸中やいかに?




北条氏政を説得する大事なお役目をあわやのところで失敗するかと思われたゲンジロー、思わぬ人に助けられます。

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いいことかな?気になるな〜



ようやく氏政の元まで辿り着いたゲンジローでしたが、「殺せ!」と取り押さえられまたしてもピンチ
前回にも増して白塗り具合の不気味さが際立ち、このシーンでは思わず目をそらしてしまいました。

0619sironuri2.jpg
北条がどれだけ真田に振り回されたか知らないわけはあるまい


眉毛の上に乗った白粉が、なんとも気持ち悪くてたまりません。
何度も同じ角度のショットが繰り返されたんですよ。


0619sironuri.jpg
私は豊臣の使者として参りました
せめて徳川様の書状だけでもお読みください



ここまでアップで迫られたゲンジローも、さぞや気持ち悪かったでしょう。
信繁「頼みの伊達政宗も豊臣に降りました。引き際をお考えください」
氏政「秀吉と一戦交えるなら伊達や徳川と日の本を分ける大戦をやってみたかったわ」
命など惜しくないとまで言い張る氏政への説得で、なんとか氏直の命だけは永らえましたが、秀吉はここまでこじらせた氏政に容赦がありません。

0619sinndemoraou.jpg
氏政は死んでもらおうか



そんな氏政に、まずは徳川家康が説得にやってくる。
「これ以上関わると貴殿に災難がふりかかる。ここまでにしてもらおう」とまで氏政は言います。
家康はさらに上杉、真田まで引き連れて再びの説得を試みるも。

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このまま秀吉の天下が続くとは思えない



景勝「殿下は話してわからぬ人ではない」
氏政「上杉殿むしろあなたに伺いたい、秀吉のために生きるのか?それでよろしいのか?」
昌幸「死にたければ死になされ、されど生きておればまだまだ楽しいものが見られますぞ」
氏政「おぬしらの働きあの世でしかと見物させていただこう」

こうしてドラマ序盤の武田勝頼に並ぶ、麗しい散り方をした北条氏政なのでありました。
それにしてもまさか最後までお茶漬けで締めるとは。

一転、忍城攻めに手こずる石田三成の元にやってくる昌幸パパ

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貴殿の嫌いな卑怯な手を使ってもよろしいか?



氏直の綺麗なままの兜を使って得意の情報戦で忍城を落とした昌幸パパ。
そんな姿にさすがの三成も「貴殿の策はやはり好かぬ、だが無駄な犠牲を払わずに済んだ、それがしに戦のなんたるかを教えてくださらぬか」な〜んて随分と殊勝な態度じゃありませんか!

こうして天下統一なった関白秀吉、勝利の宴が開かれます。
そこでの伊達政宗の秀吉に対するヨイショっぷりに徳川家康も昌幸パパも呆れ返るばかり。
けれども同い年のゲンジローには、あっさり本心を明かす正宗くん。
「わしの人生綱渡り、生き残るためじゃ」

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「首座に座っているのは秀吉ではなくワシやった!」



この後、ゲンジローが黙って鞘を手渡すという演出が良かった。
武器で戦う時代は終わったということを、言葉ではなく態度で正宗に示していると感じたので。


今回のオマケ

0619abunaitokoyatta.jpg
危ないとこやった



このシーンで初めて桂文枝の利休がしっくりきました。
茶人というよりあきんど、しかも武器商人だったのね、えげつないな〜。


桂文枝がしっくりくる方はコチラを→

桂三枝がしっくりくる方はコチラを→/


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テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

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20年早く

2016年06月20日 09:37

「もしが20年早く生まれていれば」
このセリフ、片倉小十郎が政宗を、
そう言ってほしかったでござる。
自分で言うとなあ、あんましなあ。

Re: 20年早く

2016年06月20日 22:05

コメントありがとうです、きたあかりさん。

> 「もしが20年早く生まれていれば」
> このセリフ、片倉小十郎が政宗を、
> そう言ってほしかったでござる。

おお、そういういわれのある台詞だったんですか。
小十郎さんて、人気あるみたいですね。
伊達政宗のことあんまり詳しくなくて申し訳ない。
いやもちろん他の武将のことも全然詳しくないですけど。

真田幸村(信繁)って人も、遅れて来た英雄なんて形容されますよね。
いずれにせよ、戦をしない方向に時代は向かっているのに、
戦をしたい人たちと戦を避けたい人との溝がなかなか埋まらないなぁ、
というのがこのドラマで一番感じるところです。

2016年06月21日 04:37

北条に対峙するオールスターズの友情にも似た説得に感動しつつも、そういう家柄を持たない秀吉は嫌悪感抱くんだろうな…その結果が切腹なのかもと思うとやるせないですね。

北条の見事な退場回でした。
次回は利休ですかね。

Re: タイトルなし

2016年06月21日 21:52

コメントありがとうです、くうさん。

> 北条に対峙するオールスターズの友情にも似た説得に感動しつつ

三人揃っての登場には、おおっ!と思いました。
秀吉などに従いたくないという思いからの氏政の覚悟の切腹、潔いと言えば潔いのかもしれないですが、見方を変えればただの意地の張り合いのような・・・。
また氏直クンがすぐに病死しちゃう、ってのもあっけなさすぎで、切ないを通り越して哀れとしか思えませんわ。

> 次回は利休ですかね。

何せ歴史物語は死亡率100%ですから。笑

氏直クンの美禿は如何♪

2016年06月23日 17:13

また、のんびりしてしまった・・・

氏政さんの不気味さに氏直くんの美禿、
家康・景勝・昌幸のスリーショット、
政宗のずんだもち、そしてあぶなとこやった利休・・・
今回は見どころ満載でした。
でも一番は景勝&兼続のコントですね♪

Re: 氏直クンの美禿は如何♪

2016年06月24日 22:05

コメントありがとうです、ひらで〜さん。

> 氏政さんの不気味さに氏直くんの美禿、

髷を落とした氏政さんも、憑物が落ちたみたいに美しかったし、
氏直くんのピチピチ若い禿は目に眩しかったですわ。
滅びの美学PART2ってところですな。

> でも一番は景勝&兼続のコントですね♪

まさにテレパシーで繋がっているような二人でした。